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食パンの99%は体を破壊する【お薦め食パン3選】前編

多くの人にとって朝食に欠かせないのが食パンです。
お魚、味噌汁、漬物、ご飯の和食スタイルが望ましいのは分かっていても、忙しい朝は時間が取れないのが現実です。

そこで、手のかからない食パンが重宝されます。
しかし、その食パンがクセものです。

安全、健康を考えると、市販されている食パンの99%はダメ、体にとって悪いといって間違いありません。
つまり、スーパーやコンビニの食パンは、ほぼ全滅です。

食パンは毎日食べる主食です。
妥協して、その中のどれかを買ってしまうのはリスクを伴います。

すぐに何かが起こることはありませんが、長い目で見た場合じわじわと健康が蝕まれていきます。

この記事では、
99%の食パンはいったい何がダメなのか。
どういった健康リスクがあるのか。

食パンの危険性を3つ挙げた上で、
それらをクリアしたお薦め食パン3つを紹介します。

記事の内容は、
① 食パンの危険性 輸入小麦 
② 食パンの危険性 油・油脂
③ 食パンの危険性 添加物  
④ 安全なおすすめ食パン3選
⑤ 危険な食パンが潜む食品

(④と⑤は後編)

①食パンの危険性 輸入小麦

国内で使われる小麦は、消費量の88%が外国産小麦の輸入、残りの12%が国内産です。
では一体、輸入小麦の何が体によくないのでしょうか。

輸入小麦に使われる残留農薬です。

輸入小麦のほとんどは、アメリカなど遠い国から長期輸送されてきます。
そのため、その間カビや虫が湧かないように、収穫前後に農薬を散布して対策を打つ必要があります。

しかし、その農薬の中に発がん性が疑われる物質があります。

代表的なものがグリホサート。
グリホサートは除草剤の一種です。

強い発がん性や神経毒性があることが判明しています。

2015年 WHOの一機関であるIARC国際がん研究機関は、
グリホサートを「恐らく発がん性あり」のグループ2Aに評価しました。

すでにEUなど、使用禁止になっている国も少なくありません。

2017年には、農林水産省が輸入小麦のグリホサート残留分析を行ったところ、
アメリカ産小麦の97%、カナダ産小麦の100%からグリホサートが検出されたという結果が出ました。

通常、農作物の栽培に使われる農薬は、雨によって流されたり紫外線によって分解されて、ほとんど残留していません。
が、収穫前後に使用される農薬は、ほぼそのまま残留している可能性が高いのが問題です。

輸入小麦に使われるグリホサートは警戒すべき農薬です。
健康のことを考えるのであれば、国内産小麦使用の食パンを選ぶのが安全です。

ちなみに、食パンの原材料表示を見ると、「小麦(国内製造)」と書かれているものがほとんどです。

これは国内で製粉しているという意味であり、国内産小麦を使っていうという意味ではありません。

②食パンの危険性 油・油脂

本来、食パンを作るのに絶対に必要な原材料は、小麦粉、イースト菌、水、塩の4つだけ。
ここに油脂は入っていません。

パンに油を使う理由は、生地の伸びをよくしてボリューム豊かなパンに仕上げること。
パンに風味やうま味を与える働きもあります。

しかし、その使っている油が問題です。

原材料表示でチェックするべき問題がある油、油脂は3つ。 
マーガリン
ショートニング
植物油脂

今度スーパーに行って、並んでいる食パンの原材料表示を片っ端から見てください。
この中のいずれも含まれない商品を見つけることはまず無理です。

むしろ、多くの商品には
マーガリンとショートニング、
ショートニングと植物油脂
など複数の表記を見つけることができます。

この3つはトランス脂肪酸に分類される脂質です。 

大豆油などの植物性油に水素を添加すると、化学反応を起こして固形の油に変化します。
植物油なのに常温でも固体です。

その時に、副産物として生まれるのがトランス脂肪酸です。

それは本来、自然界には存在しない人工的な脂質です。
その人工的な脂質が、体内で細胞膜を構成する天然の脂質に紛れ込んでしまいます。

体は人工的な脂質を代謝する能力を持ち合わせていないため、細胞膜の代謝異常が起こります。
それにより、あらゆる疾患を発症させます。

なかでも警戒すべきは心臓。
トランス脂肪酸は心臓に蓄積しやすい傾向があるからです。

そのため、狭心症や心筋梗塞など、冠動脈疾患のリスクが間違いなく上昇します。

それ以外にも、
肥満、2型糖尿病、アレルギー、
骨粗鬆症、うつ、認知症、歯周病、
不妊症との関連が指摘されています。

アメリカやEU諸国では、トランス脂肪酸の使用については厳しい規制があります。

ですが、日本では規制はありません。
欧米に比べて摂取量が少ないから規制は必要ない、というのが理由です。

国民の健康、とくに子どもの健康を本気で守ろうという気があるのかどうか、甚だ疑わしいです。

③食パンの危険性 添加物

食パンに使用される添加物の中で有害性が疑われているものは、
乳化剤とイーストフードです。

乳化剤は、本来は混ざり合わない水と油を安定的に混ぜるための添加物です。

食パンを柔らかくふんわりと仕上げる働きがあります。
カビの発育を抑制する作用もあるので、防カビ作用も期待できます。

いいことばかりのようですが、乳化剤は合成石鹸や食器洗剤に使用される界面活性剤と近い成分が使われています。 

乳化剤のなかには、大豆や卵黄に含まれるレシチンのように天然成分で乳化作用を持つ物質も存在します。
が、個々の商品のついて、何の乳化剤を使っているのか消費者にはわかりません。

乳化剤は、一括表示が認められている食品添加物だからです。
一括表示とは、同じような働きを持つ複数の添加物を使用した場合、そのすべてを表示する義務はなく「一括名」での表示をすることです。

添加物は、複数の組み合わせで効果が上がることが多いようです。
ただ、使用した添加物をすべて表示すると、原材料表示が添加物だらけになって、消費者の印象が悪くなります。

それもあって、一括表示が存在します。

しかし、その中にヤバい添加物が含まれていても、確かめようがありません。
ヤバい添加物を体に入れたくない人は、疑わしきは入れない、でいくしかありません。

話を戻して、一括名「乳化剤」の中で有害性が疑われているのは、グリセリン脂肪酸エステルです。

グリセリン脂肪酸エステルは、ヤシ由来の物質でマーガリンや乳製品の乳化剤として使用されます。
原材料にマーガリンやショートニングが使われている場合は、グリセリン脂肪酸エステルも含まれている可能性が十分あります。

グリセリン脂肪酸エステルは、過剰摂取すると肝臓や腎臓の肥大化、尿中窒素の増加などの症例が動物実験で報告されています。

有害性が疑われている添加物、
もう一つはイーストフード。

イーストフードは、イースト菌のエサになる物質の総称です。
イースト菌の活動を活性化させて、パンの発酵を早める働きがあります。

これにより、パンの風味や柔らかさ、ボリューム感を高めることができます。

ただ、「総称」から分かるように、イースト菌も乳化剤と同じく一括表示が認められている添加物です。
イーストフードとして使われる18種類の添加物の中には、危険性が疑われるものが含まれます。

その一つが塩化アンモニウム。

塩化アンモニウムは、塩化水素とアンモニアの化合物であり、それだけでも危険なことが推測できます。
実際に、化学肥料にも使われる有毒物質です。

過剰摂取すると
吐き気や嘔吐、神経系の障害、
最悪の場合は昏睡を引き起こすリスクがあります。

動物実験ですが、犬に6〜8g経口摂取させると、1時間以内に死んでしまうことが分かっています。

塩化アンモニウムもグリセリン脂肪酸エステルも、少量摂取ですぐに症状が現れる可能性は低いと言えます。

ただ、食パンは毎日食べる習慣性のある食品なのが気がかりです。
1日当たりは少量であっても、それが積み重なると体内に蓄積する可能性があります。

とくに、体重が少ない子どもに食べさせるのは、より注意が必要です。
そして、それは保護者しかできません。

この記事は【後編】に続きます。

この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。


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