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ビタミンCサプリメントの選び方と効率的な飲み方を解説します
一昨日の記事では、ビタミンCの多彩な役割やビタミンCの推奨摂取量に関して記しました。
ビタミンCは、まずは食事から摂ることが大切です。
しかし、食事からでは推奨摂取量(最低でも1000mg)には、どう頑張っても届きません。
そこで、ビタミンCサプリメントを用いて大量摂取を目指します。
今回は、ビタミンCサプリメントの選び方の話です。
やはり天然の方がいいのか、それとも・・・
価格は高いのか安いのか。また、効率的な飲み方があるのか、ということを解説します。
(記事の最後に動画を貼っています)
ビタミンCサプリメントの選び方
ビタミンCサプリメントには、天然のものと人工のものが存在します。
「当然、天然がいいんでしょ」と思うかもしれません。
たしかに、天然の方が人工のものに比べて生体利用率がよいことが分かっています。
生体利用率(薬学用語)とは、吸収された成分がどれだけ全身に循環したかを示す割合のことを言います。
これが天然の方が勝る。
であれば天然に限る、言いたくなります。
けれども、話はそう簡単ではありません。
天然ビタミンCのデメリットとして「重量当たりの含有率が低い」ということが挙げられます。
どういうことでしょうか。
天然ビタミンCの代表的な主原料として、アセロラやローズヒップがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1652929381330-BTOvXLYB8B.jpg?width=1200)
が、その中からビタミンCだけ取り出すということは、技術的にできません。
そういう技術も進んではいるらしいですが、まだまだ難しいようです。
つまり、これらの原材料からビタミンC 100mgのサプリメントを作るには、100mgを含む部分をそのまま入れないといけない、ということになります。
ちなみにローズヒップに含まれるビタミンCは、重量当たり約1%に過ぎません。
いうことは、ローズヒップで100mgのビタミンCサプリメントを作るには、その100倍の10000mg、つまり10g必要だということです。
それでは飲み込めないくらいの巨大な錠剤やカプセルになりますし、それ以前にビタミンCだけでお腹いっぱいになってしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1652927876933-TgYKVTocdd.jpg?width=1200)
だから、あまり現実的ではないのです。
そのため、流通しているビタミンCサプリメントのほぼ全てが人工です。
「天然」を宣伝文句にしている商品もありますが、実際には天然はごくわずかというのが現実です。
結論を言ってしまえば、価格面を考えても(天然の方が高い)、天然にこだわる必要はないと、私は考えます。
ビタミンCサプリメントは安い!
ビタミンCサプリメントは通販で入手する以外にも、スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど身近な所でも手に入ります。
価格をチェックして見ると、1か月分で300〜400円代の商品が目立ちます。
3袋入って1000円前後のもあります。非常に安いですね。
これは、粗悪品だから安いわけではありません。
ビタミンCはとにかく原料が安いからです。
ビタミンCサプリメントの主原料はブドウ糖です。
じつは、ブドウ糖とビタミンCは分子構造が酷似しています。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1640908543570-K20r9TZhOQ.jpg?width=1200)
ブドウ糖に5回くらいの化学反応を与えると、ビタミンCに変換されます。
ブドウ糖であれば、とうもろこしや芋類、あらゆるものから取れるので、きわめて低コストで作れるのです。
だからと言って、100円ショップのサプリメントでいいかというと、それは分かりません。
原材料はともかく、製造設備(工場、機械)までコストを落としてしまうと、不純物が混入するなど、品質にも影響が出るからです。
ですから、ある程度のブランド力があるメーカーの商品を選ぶのが安心かもしれません。
ビタミンCサプリメントの効率的な飲み方
ビタミンCサプリメントは、1度に大量ではなく、何回にも分けて飲むのが効率的です。
理由は、1回の量が多くなればなるほど吸収率が落ちるからです。
ビタミンCは1回の摂取量が100mgを超えると、量が増えるほど吸収率が低下します。
1回で1000mgを摂取すると、その吸収率は20%前後です。
かと言って、1日1000〜2000mg摂取するのに、100mgずつを10回から20回に分けて飲むのは非現実的です。
私たちは、ビタミンCサプリメントを中心に生活しているわけではありません。
現実的な摂取方法としては、1回当たりの摂取量500mg以下に抑えて、3回〜7回くらいに分けて飲むのがいいでしょう。
例として、FANCL とDHCのビタミンCサプリメントは、1日の目安量1000mgです。
FANCLは3粒、 DHCは4粒で1000mgです。
![](https://assets.st-note.com/img/1652927064719-jSua3Sy4zc.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1652927064796-jiCdb2FtJE.jpg?width=1200)
1粒当たりFANCLが333mg、DHCが250mg。
このくらいであれば比較的吸収率も高く、3回〜7回くらいに分けて飲むことで1000〜2000mg摂取できます。
またビタミンCは空腹時の方が吸収率が高まります。
数回に分けて飲む中の2回分を、起きてすぐと寝る前の日課にすると、より効率がよくなります。
まとめ
ビタミンCサプリメントには、天然のものと人工のものが存在します。
天然ビタミンCのデメリットとして「重量当たりの含有率が低い」ということが挙げられます。
例えば、ローズヒップで100mgのサプリメントを作るには10000mg、10gも必要になります。
そのため、流通しているビタミンCサプリメントのほぼ全てが人工です。
天然にこだわる必要はないと、私は考えます。
人工であれば、1か月分で300〜400円代。
非常に安いのでコスパ最高です。
ある程度のブランド力があるメーカーの商品を選べば安心でしょう。
ビタミンCサプリメントは、1度に大量ではなく、何回かに分けて飲むのが効率的です。
理由は、1回の量が多くなればなるほど吸収率が落ちるからです。
1回当たりの摂取量500mg以下に抑えて、3回〜7回くらいに分けて飲むのがお薦めです。
またビタミンCは空腹時の方が吸収率が高まります。
数回に分けて摂取する中の2回分を、起きてすぐと寝る前に飲むと、より効率がよくなります。
この記事の内容については動画もアップしています。合わせてご覧ください。