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ネタばれミーティング07/19--高橋照美の「小人閑居」(18)

四 猿田(Saruta)さん、末吉 宏臣さん、星マリアさん、ちょっぺ~@喋るタイプライターさん、naoto no note(ナオトのノート)さん、スキをありがとうございます。大丈夫さん、フォローをありがとうございます。
ビューが1105、スキを56頂きました。紙版Word版と違って「見てもらっとる」のがわかる、この仕組みすごいな。
照 note上で投稿させてもらえてよかったよね。立ち回りシーン、「スキ」の最高値がついた。どう?

四 うれしい。けっこうどきどきしとるんやて。奈々瀬のシーンより「スキ」が上回ったんやね。
照 「お前の当たり前」は「みんなの当たり前」と全然別のところにある、だから価値がある。こういうのもその一つだよね。
あのさ、盛り上がってるときにこそ「人と人とは永遠に分かり合えないという前提」を話しておこうと思う。
四 え、6月ごろ言っとったやつ?
照 うん。
僕らが個体で脳を持っている以上、一人のアウトプットを他者がインプットするとき、個別のコンテクスト、文化背景、好悪の記憶などのフィルターが必ずかかる。
だから、僕ら人間の共通項とは
「分かり合えないという前提を全員が持つ。全員が孤独感を持ちながら、つながろうとしつづけている」ということだ。
「孤立と共感幻想という共通点」を、痛みなく認識できているかどうか。その地平に立ってはじめて「伝わるとはどういうことか」をフラットに追い求めはじまるんじゃないか。という話。

四 ちょっと抽象度たかいなあ。6月ごろ「もうだめ悲しみで死ぬ」とか言ってぐだぐだしとったやつ、一ヶ月でむちゃくちゃまとめたな。
照 ふふ。だからアドラーって「絶望を前提とした希望」だなって思ったんだよね。人は承認をほしがる。人は他律性を求める。人は分かりあい尽くすことはない。人は過去を払拭しきらず、「悪いあの人」「かわいそうな私」という主観を必ず持つ。だからこそ「これからどうするか」を決めてから、結果のため目的に達するために、それらを再配置(捉えなおし、消化、完了)する決断に立てばいいのだ。という感じかな。
四 俺ご先祖さまぜんぶ、高橋に業務委託したい……てって弱音を吐けるうれしさはあるよな。親友てってさ、ええな。
照 僕も雅峰3代の呪いと発狂恐怖を四郎に扱ってもらえたら、どんなに楽か。とお前に言えるから助かってる。
「課題の分離」というのは、分離した上で「テニスの壁打ちの壁」として相手を立てて協業して取り組むのが、だいじだと思うんだよね。お互いの課題を究極には分かり合えないからこそ。

四 高橋今日は、ええ「人生の歌」うたうなーー。
照 歌か。そうだな、明日正気を失うとしたら、今日これを書いておけて「以て瞑すべし」だな。……いてくれて、ありがとうな。
四 お前もな。



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「最大値の2割」ぐらいで構わないから、ご機嫌でいたい。いろいろあって、いろいろ重なって、とてもご機嫌でいられない時の「逃げ場」であってほしい。そういう書き物を書けたら幸せです。ありがとう!