Twitterの「中の人広報」B to F(2)「中の人」の活動
前回(1)社長の露出 に続き二回目。
Twitterの「中の人広報」を同僚に熱く語られたのでまとめる。
◆ テーマ
最近、ほぼ無意識(きわめて自然)に使われ、無意識レベルで共感している(させられている?)ファミリー的仲間的広報というのは、どんなものなんだろう?という部分を、Twitterの「中の人広報」をひもとくことで覗いてみる。
第二回は【 「中の人」の活動のお手本事例 】。
◆ B to F(ファンづくり企業広報)における「中の人」とは
・Twitter公式アカウント担当者である
・属性を少しつけ、関係性見せ(からみ)で親しんでもらう
(例)「ちょっとおじさん」という自称(井村屋公式)、姉/妹(キングジム) → 「姉が井村屋さんを体育館裏に呼び出し」「品物と請求書きた」
・イベント、イベントに「行ってみた」報告、「〇〇さんが△△のイベント行ってる!」的実況中継つぶやきでの相互応援、連携拡散
・仕事と遊びの境目のなさ、企業活動へのファミリー感覚持ち込みによる親和性と共感、好感
◆ 才能炸裂でうますぎる「中の人広報」事例
キングジム( 姉 / 妹 )
絵がグランプリ受賞の「たべっ子アニア展」は8/31、今日が最終日。
https://www.hashtagsmania.com/trend/
◆ うまさの中身
・担当を「姉/妹」で置くことにより、姉キャラ、妹キャラ、叶姉妹(神レべルB to F)のメタファー、イメージ借用効果がある
・キャラ設定において「兄弟」の迫力や暑苦しさがない分、事務用品の企業向き。二次元的安心感で「姉キャラ妹キャラ」のイラストも活躍させられる
・担当を「姉/妹」で置くことにより、「疑似家族的印象」を与え好感してもらえる( 親しみ → 家族ほんわか印象 → 企業イメージ↑ )
・2種類のキャラがいることで、一人担当者制よりも「単一公式アカウント”内”でのカラミ広報」を自然に使える
・姉妹合作でクォリティの高い絵(グランプリ受賞)をかいたり、他社の担当者から「キングジム内 姉 様」あてで請求書入りの品物が届いたり、他社の担当者を体育館裏に呼び出すパフォーマンスをつぶやいたり、という遊び方が真剣全力で好感
・グランプリ受賞なのに「ドヤァと言えなかった」とつぶやきイチ参加者のように案内される、というおとなしすぎる面も見せる
◆ イベントのうまさ
・「中の人」たちが絵を描く、という連携しやすさ
・ギンビス × タカラトミー のコラボイベント で終わらせずにできるだけ広がりを持たせている
・ぺんてる商品を会場で使えるなど、「手に取る・お試し」機会の提供
・「うーーーー!アニアーーー!!」と大声で叫ぶとプレゼントもらえるしかけ(飲食のパクチー専門店におけるおかわり要求「追パクお願いします!!!」に似た絶叫系客まきこみ)しかも係の人に「はぁ?聞こえません」的にいじってもらえる
・「行ってきた報告」の投稿、まとめ記事
ー以上ー
すでに六時半である。二記事書くだけで二時間かかっている。
「仕事できんやつやー」と自虐ツッコミを入れたい気分(爆)。
ほかにも延々と聞いたが、忙しいので(おい!)次記事を書くかどうかがわからない。夏が終わる前に「あずきバーをかき氷化する製品」のことぐらいは書きたいがトホホ。
追記:さきに「そもそも」メモを書いとくことにした→第三回