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TOEICスコア350点がスタディサプリのTOEIC3ヵ月コーチングプランを試してみた結果とその過程について。<1ヶ月目>学習開始1日目〜35日目

英語学習のきっかけとモチベショーン

なんとなく趣味もなく新たな挑戦を始めようと思い、大学院の進学を検討していました。ただし、入試として英語の試験、もしくはTOEIC 730点以上が必要であることがわかりました。英語の試験を避けて他の大学院を選択することも可能ですが英語が原因で自分の選択肢を狭めるのはよくないと思い、まずは4月から9月までの約半年間、とりあえずできるところまでやってみるか、という軽い気持ちで取り組み始めました。9月にTOEICで730点取得することができれば、それから大学院入試対策をしてもなんとか間に合うだろうと考えたからです。結果的に、今では大学院よりも英語のスキルアップをすることが楽しみになっています。

事前知識とTOEIC対策に取り組む前のレベルについて

私は中学時代は少し不真面目であまり勉強しておらず、そういった意味で不登校でした。英語の授業もbe動詞で終わっていたと思います。

その後、高卒認定試験、いわゆる大検を取得して小論文だけで入学できる社会人入試制度を利用してなんとか大学に進学することになります。大学進学時には英語の試験はなかったのでいわゆる入試英語の勉強は経験していません。高卒認定試験時には少し勉強しましたが、その際は文法が全く理解できなかったのでキクタンの中学卒業レベルの単語帳だけを仕上げた記憶があります。高卒認定試験はマークシートの択一式ですし、平均点で合否が左右されるので正直かなり簡単な試験です。特に英語は全体的に平均点が低いこともあり、当時は40点も取れていなかったような記憶があります。

つまり、文法知識はゼロ、単語は中学生レベルで大学に入学し、その後社会人となり今に至ります。社会人になり、何度か英語を学び直そうと中学の文法書に取り組みましたが、何度か挑戦しては挫折を繰り返し、なんとなくbe動詞、進行形、受動態、不定詞ぐらいは理解できるレベルになっていました。完了形、関係代名詞は全く駄目でした。

このときの英語学習のモチベーションは転職活動でした。自分はエンジニア職なので、外資系メーカーに憧れて英語が必要だと感じたからです。TOEICも何度か受験はしてみるものの300点〜350点をうろうろしていました。今思うと本当にお金と時間の無駄だと思います。スコアが伸びなかった原因は今考えると明白で、TOEICの勉強というよりは中学文法をひたすらやってその学習進捗を図るためにTOEICを使っていたからです。正直、Part1が2,3問わかる程度であったのではないかと思います。後は単語をつまみ食いして適当に選択肢にチェックをするといった作業を行っただけでした。

つまり、英語に関しては超初心者からいつまでたっても脱出することができなかった状態でした。

スタディサプリのコーチングプランを選んだ理由

TOEICの学習を改めて始める際に、参考書だけではこれまでの繰り返しだと思い、自分に何が足りないのかを考え学習プランを用意してもらえるコーチングプランを検討しました。最初はいわゆる対面型の英語学習サービスを検討したのですが、一月数十万円もしてしまうので、なかなか踏ん切りがつきませんでした。また、コロナで外出が自粛されていたこともあり、できるだけ自宅学習で効率的にできないかと考え、スタディサプリを検討します。

スタディサプリでのコーチングプランでは、3ヶ月と6ヶ月のプログラムがあり、3ヶ月は税別68,000円、6ヶ月は税別98,000円となります。正直これでも高いと感じましたが、巷の英語コーチングサービスに比べるとかなり安いです。また、ある程度出費を課すことで中途半端に投げ出さないようになると考えました。結果、すぐに決意し、申し込みを行いました。丁度、コロナで外出も自粛されて時間はあったので英語学習のタイミングとしては丁度良い機会と捉え、まずは3ヶ月頑張ろうと決意しました。

コーチング1ヶ月目

申し込みを行ったのが4月9日ぐらいだったかと思います。その後担当コーチの休日が重なったこもあり、本格的に学習を始めたのは4月11日になります。まずは電話で軽く面談を行い自分のレベルなどを伝えます。申し込み時にも記入していたかと思うので目標とするレベルでのコーチが割り当てられます。私の担当は800点台後半の方でした。まずは3ヶ月で目標600点の学習プランをもらいそれに沿って学習をスタートすることになります。

学習ペースとしては1日2時間程度の学習量がカリキュラムとして計画されています。単語も基礎的なものから始めますが、高卒認定試験の時に学習した知識である程度理解できるものであったため、単語学習は計画よりも前倒しでよりレベルの高い単語学習に着手していくように自分で考えそのように取り組みました。逆に文法は全く自身がなかったので、カリキュラム通りに1回でなぞって終わるのではなく、学習計画通りのペースで進めつつ、最低でも3周はやろうと決めて取り組みました。つまりカリキュラムの3倍は行うということです。実際はもっとやった記憶があります。また、スタディサプリを使った学習が1日2時間程度のものが計画されていましたが、時間が十分にあったというのと、9月までに730点を取得したいという少し無謀な計画を実現するため、当初は1日5時間ぐらいは学習していたかと思います。4月11日から4月30日までの学習時間は約81時間で、1日平均4時間程度は学習に費やしていました。

コーチには1日の学習時間を毎日アプリから報告します。アプリで学習した時間は勝手に計算されるので特に面倒に感じることはありませんでした。アプリ以外の参考書などで学習した時間があれば、それを手動で入力することで学習時間として加算されます。翌日コーチから学習内容に関してリアクションがあり、よくわからないところがあれば質問に答えてくれたりします。正直このコーチをうまく活用することはありませんでした。毎日学習報告をする必要があるので数分でも実績としてやっておかないと報告することができないため、これが学習のモチベーション維持につながりました。これがコーチングプランを利用して学習を継続するという意味で一番効果があったと思います。実際にチャットで質問をしても、かなり時間がたってから質問で返されたりすることが多く、調べたらわかることかもしれませんが、その時間が惜しいのでそういう意図で質問していたりもします。そのあたりのやりとりが少しうんざり感じるところもあったので、質問で返された場合は、あとはこちらで確認するといって終わらしてしまうケースが多々ありました。また、コーチとしてもできる範囲が限られるので手取り足取り教えてもらえるものではないと思います。どちらかというと軽く相談に乗ってくれる程度と感じました。

学習後1ヶ月後のTOEICスコア

コーチングプランをはじめてまずはレベルを測るために模試を解くことになります。この時は時間をかけてできるところまで丁寧に解きました。結果として370点程度でした。Part7は155問ぐらいで、その後塗り絵もしなかったので実際は400点ぐらいのポテンシャルはあったかもしれません。その後、学習を開始してから35日目、総学習時間150時間目で実力を測るために解いた模試では560点程度取ることができました。150時間で190点アップです。400点だったとしても160点アップなので正直、自分自身想定していなかった結果でしたし、同時に満足することができました。相変わらず解くスピードはかなり遅いのでPart7も165問程度までしか解けませんでした。しかし、今回は残りの問題全てCで塗りつぶしました。前回と比較して大きく伸びたところはPart5とPart6でした。リスニングは相変わらずといった点数で、リスニングよりもリーディングの方が少し高い点数でした。

1ヶ月間の学習内容について

コーチングプランでの学習では単語、文法、TOEIC対策問題(Part1、2、5、6)に取り組んでいました。特に文法は中学レベルの文法書を一通り解き直しましたし、スタディサプリでの基礎文法を何度もやり直しました。最初の1ヶ月目はPart1対策は少し時間をかけて取り組んだものの、Part2は最低限しかやらず、全体の勉強時間の7、8割は文法と単語学習に費やしたと思います。リスニングの内容を理解するにもある程度文法の知識が無いと瞬時に理解することも難しいですし、聞き辛い部分を予測などで補うことも難しいため、個人的に最初は文法に特化すべきと独自に判断して注力しました。単語も同じ理由で、聞き取れたり読めたりしてもその単語を知らないと理解できないので、単語学習ははじめにできるところまでどんどん進めるべきだと思いました。単語学習は1ヶ月目でTOEIC600点範囲をほぼ仕上げた状態でした。

スタディサプリ以外で利用した参考書は上で記載した中学英文法のドリルになりますが、Mr.Evinシリーズのものです。何度か英語学習をしていたときに利用していたものですが、中学文法が網羅されているのでおすすめです。また、関先生の600点用のTOEIC模試の参考書も利用しました。TOEICは300点の人でも900点の人でも同じ問題を解かなければいけません。でもまずは600点を目標とするのであれば、当然ですが600点レベルの問題だけ解ければよいのでその600点の問題を知ることが必要だと思いますし、それらを解くことで自信にも繋がります。この600点用の模試はかなりよかったと思います。また、TOEIC用の単語帳も1冊購入しましたが、単語帳はスマホアプリの方が隙間時間や移動時間に瞬時に学習できるし、苦手な単語も整理する機能などがあるので本でやるより手軽で便利だと思います。結局今はその単語帳は使用しておらず、金フレのアプリで単語の学習をしています。金フレは2ヶ月目から始めることになりますが、最初から単語はスマホアプリの金フレでよかったと今では思います。

自分が学習に行き詰まる原因としては完璧主義なところがあるからだと今になって思いました。英語は言語なので理屈では説明できない構文になったり、歴史的な背景から成り立ったものあります。そのため、最終的には完璧に仕上げるべきですが、最初は80点ぐらいの理解力で進めてそれを何度もこなすことで、文法的に気持ち悪かったり違和感を感じたりするようになったりします。また、英語学習を続けることで似たような文法に出会うことがあり、その回数が多いほど自然と覚え、理解するようになります。結果、今回のように気づいたら点数が上がっていました。

TOEIC500点台は当初は雲の上の存在でしたがいざ自分が達成してみると、TOEICに対してもほとんど理解できていないのだとわかりました。自信を持って解ける問題が数問出てくる程度だと思います。また消去法などが増え、正答率が上がるのだと思います。

今後の学習について

今この記事を書いている今もコーチングプラン中で72日目になります。今のところ毎日最低でも1時間以上は学習を続けていますし、少し学習ペースは落ちたものの、土日にまとめて追い込むこともあるので、平均すると1日3〜3.5時間程度は英語に向き合っていると思います。3ヵ月のコーチングプラン終了まで残り約2週間ですが、学習の記録と成長過程を残すために今回まとめてみました。誰かのモチベーションになれば幸いです。





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