【格安製図学校】全日本建築士会に行ってみた感想
どうも、新人構造設計者のボクです。
一級建築士試験に向けて、学科は独学で、製図は全日本建築士会に通っていました。
今回は、格安の製図学校「全日本建築士会」に行ってみた感想を書きたいと思います。
日程や授業内容、添削の内容などボクの経験したことを話したいと思います。
全日本建築士会とは
元国土交通省室長・元試験採用官の監修と営業費用などの間接費用をカットした低価格が特徴の学校です。
▼全日本建築士会の特徴について
長期設計製図対策講座について
ボクは渋谷校に通っていましたが、課題発表前の前半は新型コロナウイルスの影響により通学はありませんでした。
通信講座と同様に、自宅に課題が送られて、自宅で作図し、返送して添削してもらう流れでした。
しかし、学科試験の勉強が忙しく、製図の勉強を同時にできるはずもなく、通信添削は一回も行いませんでした。。。
課題発表後の後半は、通常通り渋谷校に通学しました。長期講座でしたが、後半からは短期講座に移りました。どちらかを選択することが可能です。
※前半は、渋谷日曜教室、名古屋日曜教室、関西日曜教室のみの開講
※後半は、高田馬場水曜教室、渋谷土日曜教室、池袋日曜教室、関西土日曜教室、名古屋日曜教室から受講可能
▼設計製図対策講座の詳細について
授業の様子
教室は貸し会議室で、固定の教室はありませんでした。時間は9時から17時までです。貸し会議室なので、遅くまで残って作図することはできません。
授業は20人程度で行われて、最初から課題に取り組みます。とりあえず自分でやってみよう!という感じですが、そんなの無理じゃね?ってなりました。
エスキスや作図の具体的な方法を教わることはありませんでした。もらったのはペタペラのテキスト2冊です。初受験生には厳しいです。。
エスキスの方法については、ウラ指導のテキストや参考書を購入して自分で勉強しました。
▼テキストや参考書についてはこちらをご覧下さい
その日のうちに課題を提出して翌週に添削されます。添削は1人ずつ呼ばれ、直接指導してもらえます。グループでの添削もありますが、担当の講師次第だと思います。
受講生とワイワイやる感じではないので、友達を作りたいなら自分から話しかけるしかないです。
エスキスと作図用紙は配られるので購入する必要はありませんが、課題をやり直したい時には足りませんので、自分で購入します。
▼レモン画翠の練習用紙が厚みがあってオススメです
講師は元設計者が担当でしたが、添削は実務よりであって、一級建築士試験ならではの指導はありませんでした。ただ、採点方式や課題に対する講評については元試験官や元国土交通省の監修があるため、詳しく教えてもらえました。
全日本建築士会の感想
ボクの感想は3つです。
初受験生にはエスキスの方法を自分で確立するのには時間が足りません。エスキスの方法を教えてもらえる学校を選ぶか友達からテキストをもらうがいいでしょう。
しかし、自分のエスキスの方法を確立している既受験生にとっては、低価格で課題と授業が受けれるので、とてもいいと思います。
ただ、全日本建築士会だけだと情報が偏ってしまうので、他校の課題内容を集める必要があると思います。特に、記述については文章での回答がほとんどで、過去問にあるようなイメージ図を書くような出題はかなり少ないです。
最後に
総合資格や日建学院など高額な授業料にはそれだけのサポートがあるからだと思います。最小限のサポートであとは自分でできる人は全日本建築士会でもいいでしょう。しかし、自分で勉強することは避けれません。頑張りましょう。
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