研究員@シンガポールが語る、『研究者というキャリアの魅力』
最近僕が夜な夜なビール片手にパソコンの前に座りながらキャリアについて勉強させてもらっているサービス。
その名も『オンラインキャリアセミナー』
オンラインキャリアセミナーは「学生に仕事の楽しさを知ってほしい」という想いから生まれたそうだ。
毎回「どんな人脈を持っていれば呼べるんだよ」って突っ込みたくなるゲストのお話を聞くことができます。
▼今回のゲスト
山岸健人さん
早稲田大学/先進理工学部/生命医科学科を卒業。
その後、早稲田大学大学院へ。
一般企業への就職はせず、シンガポール工科デザイン大学で博士研究員になる。
山岸さんは学生時代、構内で成績1位になるほど優秀。
しかし
自己紹介の時に山岸さんが写真を見せてくれたが、、、
金髪、、、
肌黒い、、、
イカツい、、、
こんな人が医療関係の研究をしてるってヤバイんじゃ、、、と思うくらい笑
(ど偏見です。すいません笑)
みなさんはポスドクって知ってますか?
ポスドクとは博士研究員(Postdoctoral Researcher)のことを指し、まあハンパなく優秀な人です笑
そう。
山岸さんは、金髪で肌黒くて、医療の世界のすごく優秀な人です!笑
ただポスドクと検索すると、検索欄には
ポスドク つらい
ポスドク 闇
ポスドク 末路
なんて言葉が並ぶくらい、なんかヤバイ職種。
そんな職をなぜ山岸さんは選んだのか?を今回は話してくれました!
研究員も一般企業もやることは変わらない??
研究員の仕事をざっくり説明すると、
1. 問題点を探して解決策を考える
(誰もやっていない方法で世の中をハッピーにするにはどうしたら良いか考える)
2. 研究資金を調達する
(国の研究費、企業の助成金などに応募する)
3. 実験する
(1人orチームで実験する)
4. 結果を発信する
(特許を出願。論文を書く。)
5. 実用化を目指す
(企業との共同リリース)
こんな感じ。
研究員って実験ばかりやっているイメージがあったんですが、
仕事の話を聞いていると顧客が違うだけでビジネスとやっている流れは一緒なんだなと思った。
1. 問題点を探して解決策を考える
→カスタマーペインを探して、解決方法を考える
2. 研究資金を調達する
→投資家、銀行から借金する
3. 実験する
→製品・サービスを開発する
4. 結果を発信する
→プレスリリース
5. 実用化を目指す
→本格的に世に出す
山岸さんは現在、シンガポールで『ナノシート』という世界一薄い絆創膏を発明していたり、それを応用した製品の開発をしている。
研究員って自由すぎ、、、
ネットの検索欄にすごい激務そうに出てくる研究員。
絶対に忙しい。忙しすぎる。
しかし、そんな研究員に山岸さんは幼い頃からなりたかったそう。
就職時期に一般企業ではなく、研究員を選んだ明確な理由は、
・誰かに「やれ」っていわれた仕事をやりたくなかったから。
・研究成果を自分の名前で世に出したかったから。
・海外で活躍する研究員に憧れていたから。
・学部、修士卒を同期がなんかいやだ。
・縛られたくなかったから。
すごい自分の考えがはっきりしている。
確かに企業に入ったら、
上から言われたことをしなければいけないし、
自分の成果は企業の売り上げに消える。
『〇〇企業の山岸さん』とはなるが、
『山岸さんの〇〇企業』と一般社員であれば絶対に知られることはない。
その点、研究員は論文のはじめに自分の名前を乗せることができるし、
『山岸さんの〇〇理論』として教科書にも掲載される。
つまり、研究員は世界から個人として評価される。
そこが一般企業との違いであり、山岸さんが研究員に魅了された点である。
所感
僕は研究員という職種に全然興味がなかったというか、研究員が職業とも知らなかった。
でも山岸さんの研究員についての話を聞いて、
単純に「研究員って楽しそう」と思った。
単純なんです。。。笑
多分僕がそう思ったのは山岸さんがすごく楽しそうに話してくれたから。
研究員の人って自分の研究について永遠に話せるらしい。
山岸さんも少しだけ研究内容について紹介してくれたが、すごく我慢して簡潔に紹介してくれた。
そんな楽しさ溢れる職業の魅力きたら、
「研究員って楽しそう」って思っちゃいますよ笑
僕は飽き性なんで研究員には不向きなんだろうですけどね笑