Sansan社員が語る、『キャリアにおける失敗の大切さ』
最近僕が夜な夜なビール片手にパソコンの前に座りながらキャリアについて勉強させてもらっているサービス。
その名も『オンラインキャリアセミナー』
オンラインキャリアセミナーは「学生に仕事の楽しさを知ってほしい」という想いから生まれたそうだ。
毎回「どんな人脈を持っていれば呼べるんだよ」って突っ込みたくなるゲストのお話を聞かせてくれます。
▼ゲスト
中西勇樹さん
現在は「オンライン名刺交換」で有名なSansan株式会社で勤務。
実はSansan株式会社は3社目。
中西さんは新卒で大手総合商社に入社され、スポーツ業界に特化した広告代理店に転職した後、現在の会社へ。
自己紹介までだと今までのゲストより目立つ経歴はなさそう、、、
そう思っている矢先、
「実は転職活動をしたことがない」
????
どうやって会社変えたんだろう、、、
「声をかけてもらった」
なるほど。
今までのゲストの話を聞いてきて、転職時にスカウトされた人はみなさん超優秀だった。
今日は急にとんでもない話が出てきそうだ。。。
中西さんのしくじり3選
①無意識に他人軸でキャリア選択をしてしまった
このしくじりは2社目のスポーツ業界に特化した広告代理店に転職したときの話。
中西さんは知り合いから声をかけてもらって、2社目に転職した。
おそらく、ただ声をかけてもらっただけでは中西さんは転職しなかっただろう。
中西さんはスポーツ業界に関われるからこそ転職したのだ。
中西さんは学生の頃からスポーツが好きだった。
特にプレイヤーになることが。
そして就活をしている時から将来スポーツ業界に関わりたいと思っていた。
一方で
・将来的にスキルがつきそうな会社
・自分の目指せる範囲でおそらく1番上の会社
この想いを持って1社目はスポーツ業界ではなく総合商社に入社を決めてしまった。
しかし、中西さんは総合総社に入社したことをしくじりと捉えていたわけではなく、憧れのスポーツ業界に入ったことがしくじりだったと話した。
自分の価値観とのズレがあった。
と中西さんは話した。
中西さんはここでのしくじりを自分の声を聞けず、
他人からの影響で意思決定をしてしまっていたと話した。
振り返ると中西さんが転職した時には
・知り合いからの誘い
・スポーツ業界への憧れ
この2つがあった。
しかし
知り合いからの誘い
→声をかけてもらった時は嬉しかったから自分の声を聞き忘れていた。
スポーツ業界への憧れ
→スポーツ業界に憧れていたが、プレイヤーとして以外のスポーツとの関わり方をしたことがなかった。しかし関わるチャンスがきて気持ちが先走ってしまった。
2社目で成果は問題なくあげられていたそうだが、自分の価値観とのズレ。
これが中西さんにとって大きなしくじりだったそうだ
②弱みに気づくことが遅すぎた
2個目のしくじりはSansanでマネジャー職になる時の話。
当時の中村さんはマネジャーになったばかりで仕事の多さに、時間的にも性人的にも余裕がなかった。
ある時、中西さんのことを信頼してくれているお客さんからメールが届いていた。
そのお客さんとはプライベートでも交流があるほどの仲だったそう。
しかし中西さんは余裕がなく、そのお客さんは優しい人なのでメールの返信が遅くても怒られないだろうと思い、返信をしていなかった。
お客さんの優しさに甘えてしまった。
中西さんはそう話した。
その結果、自分のことを信頼してくれていたお客さんの信頼を失ってしまった。
中西さんはかなり後悔したと話した。
上司に相談した時には、情けなさと申し訳なさで涙が溢れた。
中西さんは自分の中で周りを頼ってはいけないと思い込み、一人で抱え込んでしまっていた。
周りは全然助けてくれるにも関わらず。
これが中西さんの2つ目のしくじりである。
③知識を実践に落とし込めなかった
マネージャーがやってはいけない10ヶ条を全てしてしまった。
どんな10ヶ条だろう。。。
なんかすごく暴君のようなマネージャーだったのかな。。。
そんなめちゃくちゃなことはもちろんしていない。
例えば「部下に失敗をさせない」
中西さんは部下が失敗する前に答えを教えてミスを事前に起こさないようにしていた。
しかも、中西さん自身の中での答えを教えていたそうだ。
マネージャーになる時にすごい量の本を読んだと中西さんは話した。
しかし、実際マネージャーになってみると本の知識を全く活かせていなかった。
中西さんは話した。
本の内容を日本語としては理解していたが、
実践をイメージはできていなかった。
ファシリテーターの管さんもマネージャー経験があり、
「マネージャーは時には部下のミスを受け入れて、上司に謝りに行くとこが求められるし
、間違っていることもあえて注意しない辛抱強さが必要」
と話した。
所感
社会人になる前に改めて自分の意思決定が自分軸で行われたものかを確かめようと思えるようになった。
僕が大学3年生で就活について何に知識もなかった時に作ったESは他人軸に溢れた志望動機を書いていた。
それは自分の目で確かめた情報が少なかったから。
就活を始めた頃は選考に受かるために先輩のESなど参考にして、無意識のうちに自分のESのように思い込んでしまうパターンって結構あると思う。
僕もそういう失敗をいっぱいした。
今回のオンラインキャリアセミナーは過去の失敗にフォーカスを当てる良い機械になる回だなと思った。