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【入社エントリ】toCエンタメ大好きPdMがマネーフォワードに転職した話

マネーフォワード クラウド会計、マネーフォワード クラウド会社設立のPdMのtktです。
自分はもともとBtoC・・・というかエンタメど真ん中の世界の人間で、動画や生放送、ブロマガ、ファンクラブ、サブスク、決済などのWebコンテンツプラットフォームを作ってきました。
そんな自分がどうして突如、マネーフォワードに入社しBtoB SaaSの世界に入っていったのかのストーリーを綴っていきます。

エンジニア時代

私のキャリアの始まりはエンジニアでした。
一応情報系の学部だったのでコードを書くことに抵抗はありませんでしたので、本当に特に考えもなしにエンジニアとしてキャリアをスタートさせました。
しかし、すぐにエンジニアとしてキャリアを形成していくことを諦めることとなりました。
自分はコードを書くのがそもそも手段という枠組みから出ることはなかったのですが、お金をもらって開発をするようになって土日休みも好きでコードを書いている他のエンジニアたちとしのぎを削って生きていく未来が全く見えなかったためです。

「手段が目的化することを趣味という」ー。

オーディオ評論家 長岡鉄男

この事業をやりたい!このユーザーのために何かやりたい!みたいな強烈なWillがなかったため、自分が現時点で持っていて得意だと認識していたソフトスキルを土台に組み立てられるキャリアを検討しました。

  • 並行作業/マルチタスク

  • 多人数の折衝

  • バランス感覚/利害調整能力

大学受験で培った上記スキルは自信があったため、多少のITスキルもあるしということで開発ディレクターにジョブチェンジします。


開発ディレクター時代

ドワンゴ入社

当時はWebディレクターとも言われていました。
この会社で自分のPdMの師匠となる部長に鍛えてもらい、PdMとしての基礎スキルを習得しました。

働いてて非常に楽しく職種としても自分に天職だな〜と思っていたので毎朝起きて早く働きたい!とワクワクしていました。

余談ですが、最近は業務内容が開発ディレクターでもPdMとして表現されている求人が増えているような気がします。(それが良いかどうかは別として)


独立時代

新卒でエンジニアをすぐにやめてジョブチェンジしているため、自分に自信がなくなっていました。
「明日会社がなくなっても食っていける人間になりたい」という強い思いがあり、開発ディレクター/(のちにPdM)としてキャリアをもっと積みたいと考えるようになります。
「人の三倍働いたら三倍成長する」という結論に至り、本業とは別に複数社からお仕事をいただき受託開発の案件を進めました。

同じドメインや組織で継続的に深く働くことも唯一無二の経験が得られて大切だと思うのですが、どうしても成長のスピードが頭打ちになるのが嫌だったので、多種多様なビジネスモデル、組織、対象ユーザーの案件を多く経験するのが目的でした。

受託

複数案件をとにかく同時にこなしまくっていき、三倍の成長を実感していました。
特に、組織の規模と企業の成長ステージごとの最善の開発スタイルや組織編成について深く実践で学ぶことができました。
また、新規事業立ち上げの割合が多めで事業規模が数十億の事業とプロダクトの立ち上げを経験できたことが、今の私のPdMとしての土台になっています。


自社プロダクト立ち上げ

調子に乗って自社プロダクトを作ってみましたが、大コケしました。
敗因としては、超レッドオーシャンの業界に乗り込むのに事業戦略の準備不足、BizDevとしてのスキルが足りなかったところでした。
この反省は後に生かしますが別の話で・・・

PdM時代

おそらくこの頃からプロダクトマネージャーという言葉を求人票で目にする機会が多くなってきた記憶があります。
自分は「うおおお!PdMになりたい!」といってPdMになったわけではなく、「あぁ、自分がやってる業務内容ってこのPdMって職種でやることなんだ。じゃあPdMって名乗るか・・・」といった感じでぬるりとPdMとしてのキャリアが始まりました。

BASE入社 BtoBtoC

インターネットで活躍するクリエイターのために何かしたい!という軸を持って上で、自分がもっと強化したいドメインを検討した結果、BASEに入社しました。
特に、決済、クレジットカード、カート周りの知識と経験を得られたのが大きかったです。

プロダクトとしてはBtoBtoCでしたが、実質BtoCとかなり近い考え方をする必要があるプロダクトでした。


マネーフォワード入社 BtoB

そのうち、どんなプロダクトでもドメイン知識がない状態でも最初から活躍できるPdMになりたい(とりあえず手放しでなんでも任せられるPdMになりたい)という思いがあり、これまで拘って強みにしていたWebコンテンツやサブスク決済といった事業から一旦離れようと考えました。
専門性の深さより手数/カードの多さ、組み合わせの多さで市場価値を高めていく方針です。
また、自分の経験としてはまだしっかり経験していなかったBtoB事業であること、社内で60人を超えるPdM組織を形成しているフェーズであることが非常に魅力的であり、マネーフォワードに入社しました。

Businessドメインだけで20個を超えるプロダクトを持ち、60人を超えるPdMがどのように連携していくのか、どういう組織構造が求められるかなどを経験し、近い将来自分がPdM組織を作っていく時に活かしたいと考えています。

入社してから驚いたこととしてはやはりBtoB SaaSのビジネスモデルは自分としては難解でした。
またそのビジネスモデルに適合した組織構造もまた新しい発見の連続です。
BtoC・・・というより特にエンタメ業界でPdMをすることと大きく異なる点がありましたが、それはまた別に記事に書こうかなと思います。


最後に

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
マネーフォワードの60人を超えるPdM組織は現在進行形でJoeさんを中心に超急速に進化し強化されていっています。
マネーフォワードでのPdM職に興味を持っていただけた方は以下からコンタクトを取っていただけると嬉しいです!


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