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「一億総起業家」時代を考える②〜リスクテイクの価値〜

みなさん、こんばんは!

真冬から春の訪れを感じる時期になり、これからの自分や環境の変化に思いを馳せている方も多いのではないでしょうか。

前回、今からの時代の生き方を考える戦略として、「一億総起業家時代」と称した記事を書きました。

僕は上記の言葉のように、極端かも知れませんが思考の枠が取り払われ、自分の働き方を柔軟に捉え直す方が増えてほしいと考えています。

今回は、起業や独立と必ずと言っていいほど一緒に語られる「リスクを取ることへの期待と不安」について、自分の捉え方や価値をお伝えします。

リスクとは何か?

リスクがあるという言葉には、無意識に不安や懸念などのネガティブなニュアンスが含まれるのではないでしょうか。
しかし、本来のリスクの意味は「不確実性、結果のブレ」のことを指し、ポジティブにもネガティブにも両方の意味があります。

この世に確実なものが基本的にない以上、全ての選択とその結果には不確実性があり、リスクがあると言えます。リスクはネガティブかどうかではなく、選択による不確実性が大きいか小さいかの問題です。

つまり、リスクがあるから〜をする/しないを決めるのではなく、リスクの大きさが各選択肢に対して大きいのか小さいのかを妥当に(自分が考えうる範囲で)判断すれば良いということです。

そして、何かを選ぶことによるリスクは考慮することが多いですが、何かを選ばないことによるリスクは考慮から漏れがちです。
起業や独立をすることによるリスクを考えるならば、起業や独立をしない先にあるリスクも同様に考える必要があります。

僕は恩師から、「多くの人はするリスクばかり考えて、しないリスクを考えない。することで失うものより、しないことで失うものの方が大きいこともあるからね」と学ばせていただけたことが良かったと身に沁みています。

リスクテイクの戦略

上記を踏まえると、リスクテイクはシンプルな戦略で考えることができます。

①:選択することによって生じるリスクとその結果はどんなものがあるか?自分にとっての大小の尺度で並べてみる
②:選択しないことによって生じるリスクとその結果はどんなものがあるか?自分にとっての大小の尺度で並べてみる
③:①②のそれぞれで、自分にとって最大限許容できるリスクの大きさはどこまでなのか線を引く
④:許容の範囲内で、する結果/しない結果のどちらを取りたいかを判断し、決める

実はリスクとの付き合い方は、シンプルな思考プロセスで判断・選択が可能で、再現性があるものと言えます。
イメージや主観で悩んだり迷うことも多いですが、客観的に自分の頭の中を整理することは貴重であり、やってみるべき価値があるものだと思います。

選択肢にぶち当たったとき、選び取るという熱い思いは持ちつつも、冷静に分析し自分で自分の背中を押せるようになることも大切なのではないでしょうか。

リスクテイクを恐れず、自分の決断に向けた武器を携えて行きたいですね!


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