自分の小さな箱から脱出して過ごす②
こんばんは!
諏訪剛史です。
前回の記事で、僕の座右の書でもある「自分の小さな箱から脱出する方法」での学びについてお伝えしました。
※前回の記事をお読みでないかたは、ぜひこちらからご参照ください。
人は自分の心の状態や行動によって、人を人ではなくモノと見てしまう「箱」に入った状態になりうるということを記載したのですが、
今回は、その箱に入ってしまうのはどんな時なのか?を深掘ってお伝えしていきます。
自分への裏切りから箱に入る
実は箱に入る前と後で違うのは、相手の状態ではなく自分の状態です。
人同士の関係性で生きていく中で、相手に何かしてあげよう、想いを何かの行動に移そうと考える時はあると思います。
しかし、その行動が状況や状態によってできないこともあると思います。
例えば、ご家族やパートナーが帰宅する前に、何か家事を終わらせてひとときをゆっくり過ごせるようにしようと考えたとします。
そこに、急な仕事の連絡が入った、たまたま家事を終わらせる道具が切れていた、ちょっと気を抜いて時間が過ぎてしまったなど様々な理由で家事をすることができなかったとします。
仮に仕事が入ったケースとするとこんな思考になることもあると思います。
この一連の流れになった時、①のように自分がしようと考えたことをしない状態のことを「自分への裏切り」と呼んでいます。
自分への裏切りが行われた後は、その自分を正当化することで保とうとするため、正当化→相手への批判などのプロセスが流れるように進んでいきます。
つまり、箱に入ってしまう原因は「自分への裏切り」が起点になります。
箱に入ることの影響
上記のように箱に入った状態になると、自分への裏切りの正当化のために、相手の言動や過去の行動などあらゆるものが理由付けになります。
ここで重要なポイントは、上記のような理由が真実であれどうであれ、自分への裏切りが起こる前と後で、相手の状態や過去の行動は何も変わっていないということ、理由があったとしても何かサポートしたいと思ったことです。
変わったのは自分への裏切りが起こったことだけで、お互いの人間性やどれだけサポートや思いやる行動をし合ったかという事実は何ら変わっておらず、自分の捉え方が変わっただけです。
箱に入ってしまうと、相手の人間性や本来持っている特性を間違ったフィルターで見てしまい、お互いに損をすることが多いです。
本来の姿ではなく、自分を正当化する姿で接することは、お互いのためにならないことは明らかだと思います。
ですが、人は箱に入ることもあれば、出ることもできる、本来の関係性を紡ぐことが可能です。
次回は、箱からどうやって出るかということについて自分なりに整理してお伝えしていく予定です。