「同調」の力をビジネスに活かす! 従業員が自ら動き出す組織づくり
毎年この時季に流れる、
大きなハンバーグのCM。
夫は、普段、
このお店にあまり興味ないのに、
このCMを見ると、なぜか毎年、
ここのハンバーグを食べに行こうと
言い出します。
昨日、行ってみましたが、
人がたくさん並んでいたので、
今回はあきらめました。
たぶん、近いうちに
リベンジすると思います。
私たち夫婦は、このように、
人が並んでいるお店に
並ぶのが苦手です。
もちろん、
行列ができているお店は
すごく気にはなるのですが、
並んでまでは・・・と思ってしまいます。
それよりも、
お店に行列ができる現象、
これも行動経済学に関係するもの?
最近、人間のいろいろな行動について
行動経済学との関係が気になり、
夫に質問することが増えました。
「同調バイアス」とは?
「同調バイアス」とは、
周りの人と同じ行動を取ったり、
同じ意見を持つ傾向のことを指します。
例えば、
新しい流行のファッションを
取り入れたり、
人気のお店に並んでみたりするのも、
この「同調バイアス」が働いていると
言えるでしょう。
なぜ「同調バイアス」が労務管理に有効なの?
従業員は、
周りの同僚の行動や意見に
大きく影響を受けます。
この心理を活用することで、
企業はよりスムーズに組織目標を
達成できる可能性があります。
「同調バイアス」の具体的な活用例
目標達成の促進
・達成率の高い社員をロールモデルとして
紹介することで、
他の社員も目標達成に
意欲的に取り組むようになります。
・チームで目標を設定し、
チーム全体で達成感を共有することで、
個々のモチベーション向上に繋がります。新しい制度の導入
早期に制度を理解し、
積極的に活用している社員の声を
社内で共有することで、
他の社員も新しい制度への
抵抗感を減らし、
スムーズに導入を進めることができます。企業文化の醸成
社内のイベントや
ボランティア活動などを通じて、
従業員同士の交流を深め、
共通の価値観を育むことで、
強い組織文化を築くことができます。
「同調バイアス」を活かす上での注意点
同調バイアスは強力な力ですが、
使い方を誤ると
逆効果になることもあります。
強制的な同調はNG
周りの意見に合わせることを
強要すると、
従業員は不満を抱き、
かえってモチベーションが
低下してしまう可能性があります。多様性を尊重すること
同調を促す一方で、
個々の意見やアイデアを
尊重することも大切です。
多様な意見を取り入れることで、
より良い組織へと成長することができます。
まとめ
「同調バイアス」を理解し、
適切に活用することで、
従業員のモチベーションを高め、
組織全体の活性化を
図ることができます。
従業員一人ひとりが組織の一員として、
主体的に行動できるような
環境づくりを目指しましょう。
【注意】
※行動経済学は万能ではありません。
人それぞれ価値観や
思考回路が異なるため、
必ずしもすべての従業員に
有効な施策とは限りません。
また、
状況や組織文化によっては、
かえって逆効果となる場合も
考えられます。
行動経済学は、
あくまで一つのツールですので、
行動経済学を活用する際には、
自社の状況や従業員の特性を
しっかりと把握し、
柔軟に対応することが重要です。