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映画:トレーニング デイ
June 21, 2024
Training Day (2001)/トレーニング デイ
監督:アントワーン・フークア
脚本:デヴィッド・エアー
出演者:デンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク
新人警官ジェイク・ホイト(イーサン・ホーク)が、ロサンゼルス市警の麻薬取締班のベテラン刑事アロンゾ・ハリス(デンゼル・ワシントン)の指導を受ける一日を描く。ジェイクは、アロンゾの厳しい教えを通じて実地訓練を受けるが、次第にアロンゾの腐敗と暴力的な手法に気付く。アロンゾは、自身の地位を利用して違法活動を行い、ジェイクをも巻き込もうとする。ジェイクは、アロンゾの本性とその影響力に直面し、自らの信念と職務の狭間で葛藤する。最終的に、ジェイクはアロンゾの悪事を暴き、彼に立ち向かう決意を固める。この一日は、ジェイクにとって道徳と正義の真髄を試される過酷な試練となる。デンゼル・ワシントンは、この役でアカデミー賞主演男優賞を受賞している。映画は、腐敗と権力の危険性を鮮烈に描き出している。
最近、デンゼル・ワシントンの映画を観ることにはまっているので、オスカーを受賞したこの作品を観ることにした。舞台がLAの中でも治安が悪いところだと思っていて、なんとなく、「エンド・オブ・ウォッチ」とか、もしくは偽善だけでは悪を退治できないという意味で「クラッシュ」とかを想像していたが、かなり違っていた。
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我らがデンゼル・ワシントンが悪のふりをして実は正義を貫くという話ではなく、悪そのものだった(笑)
旦那が隣で「イーサン・ホークと同じぐらい俺も置いてきぼりなんだけど」といった感想が面白くて笑えた。
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それくらい、新しい部署に配置になったジェイク(イーサン・ホーク)は、意味が分からないまま現場で鍛えるという話のままいろいろ連れていかれたり、実践をやらされていく。観ている私たちもなかなか意味が分からず、ロシアのマフィアと揉めて和解のために1M必要というところで、なるほど、いろいろなところから無茶してお金を巻き上げていると理解した。
何とか汚職側に引き込みたいアロンゾだが、心が綺麗なジェイクはお金じゃなびかない。それどころか、正義を振りかざしてくるので、だんだんうっとうしくなってきたんだな。
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そもそも、アロンゾは全然、治安なんかを守る警察じゃなくて、かなり悪徳で、権力を振りかざしていたようで、最後は誰からも守ってもらえず、マフィアの報復で終わる。
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とりあえず、悪人のくせに結構人を説得させる(力づくでも)力があるところがデンゼル・ワシントンの演技のすごいところだし、ばれても「よく俺のテストに通ったな」とか言っちゃうところもすごい。
え、こんな感じなの?と思ったが、いつもなんだかんだいって、いい役をやっている記憶が多いデンゼル・ワシントンがこんな汚れ役をしたことが、評価されたのかと思う。
LA近郊に住んでいた時は、このあたりの治安の悪さは有名で、近づきたくなかったことを思い出した。
ジェイクは本当に気の毒で、旦那なんて「これ、1日の出来事?」とかつぶやいていたぐらいだった。
途中で助けたことで命が救われるのだが、やはり人は正しいことをして生きないといけないと思った。
終わり