言葉の音にハマっています
最近、私はご存知のとおり『論語』に熱中しています。どれくらい熱中しているかと言えば、ホストをしたことないspaceを開いて、朗読するぐらい熱中しています。
文字だけを目で追いかけるのとは異なり、その言葉たちを朗読することで、まるでその意味が心の奥深くまで染み入るような気がします。
X (旧Twitter) のspaceを利用し、朗読の場を持つことは新たな挑戦でした。ただ、そこには驚くべき発見がありました。
朗読し、感想を共有することで、言葉の選び方や孔子の深い思想により触れることができるのです。
言葉と向き合い、それを五感で感じ取る。この行為は、私に言葉の美味しさや、その背後に潜む深い思考をより鮮明に味わわせてくれます。
孔子の考えや言葉が、今も私たちの生活や思考に通用することに、心からの驚きを覚えています。およそ2000年もの時間を超えて、その教えが色あせることなく私たちのもとに届くとは。
具体的に印象に残った文章を引用してみます。
1. 「子曰、学而時習之、不亦悦乎」
この言葉は、知識や技能の習得には単なる学びだけでなく、定期的な復習や実践が欠かせないことを示唆しています。
現代社会においても、情報が溢れる中で新しい知識を学ぶだけでは十分ではなく、それを継続的に習慣として定着させることで真の理解やスキルの向上が期待できる。
この考えは、終身学習の大切さを示すものであり、私たちが常に進化し続けるための鍵となります。
孔子の「学ぶこと、そしてその学びを定期的に振り返ること」の教えは、情報過多の現代においても、真の知識や技能の習得には絶えず学び続ける姿勢が求められることを教えてくれます。
2. 「子曰、己所不欲、勿施於人」
この教えは、他者を尊重し、自分自身の行動や判断の際に常に他者の立場や感情を考慮することの重要性を伝えています。
現代社会においても、異なる背景や文化、価値観を持つ人々とのコミュニケーションが増えている中で、この考えは対人関係をより円滑にし、争いや誤解を避けるための基本的な指針となります。
孔子の「自分が嫌だと感じることを他人にもしてはならない」という教えは、多様な価値観が交錯する現代においても、人々との調和や理解を深めるための基石となっています。
そして、単に音読するのではなく、朗読になるように意識しています。『論語』を朗読する際に気をつけているべきポイントを5つ挙げてみます。
1. 意味理解
各節や文の意味をしっかりと理解してから朗読することが重要。『論語』は古典文学のため、単語や句の意味が現代の言葉とは異なる場合がある。そこをまずは念頭においています。
2. リズムと抑揚
『論語』は哲学的な内容を含んでいるため、言葉一つ一つを大切にする。そして、適切なリズムと抑揚で読むことで、その深い意味を伝えることができる。
3. 発音の正確さ
特に古典文学においては、似たような言葉でも意味が大きく変わることがあるので、正確な発音が求められるので注意が必要。
4. 感情の込め方
『論語』は孔子やその弟子たちの教えや思考を記したもの。そのため、ただ読むだけでなく、その背景や文脈に応じた感情を込めて朗読することが大切。
5. 適切な速度
速く読むことで全体の流れを掴みやすくなる場面もあれば、ゆっくりと読むことで内容の深さを感じ取る場面もある。内容に応じて読む速度を変えることで、リスナーに伝えるメッセージがより強くなることも考えて声に出すこと!
これらのポイントを心に留めながら、繰り返し練習を重ねることで、より深い意味を持つ『論語』の朗読が可能となるのかなぁと感じています。
この経験を通じて、古典の大切さ、そしてそれを自らの言葉で伝えることの意義を改めて感じました。これからも、古の知恵を胸に、その魅力を伝え続けていきたいと思います。
ということで、冒頭で書いたように、毎朝7:40から10-15分ほどの時間、spaceで論語を朗読して感想を述べるということをしています。
アーカイブも残しておくので、『論語』ってなんだろう?どんな内容が書かれているのという方は、ぜひ聴いてみてください。ちなみにアーカイブは私のXアカウントから聴けます。
お忙しい時間帯ではありますが、お耳を拝借させていただければと思います。それでは〜。
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