読むことの影響力と聞くことの影響力
もともと本を読むことが好きだったこともあって
文字を読むことが好きだ。
スマホの出現で
日々のニュースや
それに対するコメント、
雑誌を見てコラムを読んだりと
とても便利に生活ができている。
テレビから遠のいて随分と経ち、
文字で情報収集することが常となった。
世の流れを理解しているし
このニュースではこういった意見が出るのかと
自身の糧となっている部分も多い。
速報的なニュースもいち早く気付くことができて
世俗から離れた生活を送ってはいないと思っている。
しかしここ数日のラジオの出現により
言葉の力というものに
非常に驚かされている。
文字で読むのと
音声で聞くのとでは
心への沁み方がどうも違うようだ。
コラムを読んでいて
——いいことが書かれているな
と思うことはよくある。
非常に満たされた気持ちになり、
いい言葉を手帳に書き留めることもある。
しかし読んだ言葉よりも
聞いた言葉の方が
——書き留めたい!
と感じる頻度が高いことに気がついた。
読むだけでなく
書いてアウトプットすることで、
いいことは自分に根付くし
いらないことは捨てることができる。
そうして日々過ごしてきたのだけど
聞いたことの方がより強く感じるのだ。
もしかしたら結局のところ
私は文字にして読みたいだけなのかもしれない。
読み返せる文字とは違って
聞くだけだとなくなってしまうから。
そうなると読むより聞く方が
私自身への影響力は高いということになる。
ちょっとこれには驚きだった。
私はこれまでどれだけの素敵な言葉を
聞き過ごしてきたんだろう。
いらないものを捨てて
新しいものを取り込んでいくと
これまでの世界の色が少しずつ変わっていって
横に縦に広がっていく。
今世界が変化している最中で
私という個人単位でも変化を感じている。
——元の生活に戻りたい
そんな言葉をよく耳にするけど
私はもう戻ることはできない。
——前へ前へ
新しい世界へと足を踏み入れていきたい。
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