きょうのまなび #12

1."ウィンザー効果"について

「我社で開発した製品は素晴らしいモノなのでぜひ買ってください!」

自社開発したモノやサービスは、自らが「良い」と宣伝するのは、当然のことですよね。

これにより、実際にモノやサービスが売れるのですが、自社のことを悪く宣伝する所はありません。

したがって、説得力が無くなるわけです。

もちろん、自社アピールの広告はマーケティングにおいて必要な事なんですが、それだけではどうしても行き詰ってしまうことがあります。

さてどうするのか…?


それは"第三者に情報を発信させること"なんです。

例えば、「私ここの商品買ったんだけど、すっごく良くって毎日使ってるのよ〜」という会話。

これを聞いたあなたは、「へぇ!そうなんだ!私も使ってみようかな?」ってなりませんか?

これがウィンザー効果と呼ばれるものです。

自社が良いと言ったものよりも、その開発されたモノやサービスを実際に利用した第三者(客)が言ったことの方が信頼されやすいということです。



自社のことを悪く宣伝する所は無いと先ほど言いましたよね?

例えば、自分のお店(自社)の料理は本当は不味いのに、「美味しい」と嘘の広告を出します。

「美味しい」という噂が広まれば、お店側は得をしますよね?客がいっぱい来てくれる可能性が高くなりますから。

これにより人は、「お店側が嘘の宣伝をするメリットがある=信頼性が低い」と認識するのです。

しかし、友達が「あそこのお店の料理は美味しい」と言ったらどうでしょうか?

友達には「美味しい」と嘘をつく"メリット"がありません。

したがって、「嘘をつく意味が無いので、恐らく本当に美味しいのだろう=信頼性が高い」と認識するのです。

2.ビジネスにおける活用方法

ここまでの説明で、第三者の声がとても良い効果をもたらすことは分かっていただけたかと思います。

しかし、客が知り合いなどに、店の情報を伝えされることは操作できません。

もし操作できるとしたら、それは俗に言う「サクラ」と呼ばれるやつなので、真っ当なやり方ではありません。

じゃあどうするのか?

単純にアンケートや、インタビューなどを活用すると簡単に客の声が聞けます。

アンケートを元に広告を作る場合は…

「私のお店の料理は、約95%のお客様が美味しいと回答!」という文書を入れてみる。

インタビューを元に広告を作る場合は…

実際にインタビューのシーンをそのまま取り入れてみたり、文書に起こしアンケート同様の利用ができます。

重要なポイントは、「あくまで第三者の意見が重要」だということです。

最近、YouTubeなどで良くみますよね。

「このサプリを飲んだら2週間後、バッキバキのボディになりました!」

「あの有名な○○さんが愛用!お褒めの言葉をいただきました!」

このように活用すれば、販売促進効果が出やすいんですね!

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