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初めてのマンガ大人買い

この作品のことについて書きたいな〜となんとなく思っていたのですが、今書くべきでは!?というタイミングだと思ったので書きます。(理由は後述)


私はこれまで、マンガを読む習慣というものがあまりありませんでした。
小さい頃、家に唯一『美少女戦士セーラームーン』のマンガがあったものの、社会人になるまで自分で漫画を買うということもしたことがなく、友人が貸してくれたマンガを読む程度でした。

そんな私が社会人になってから、思わず大人買いをしてしまったマンガがあります。


それが、

この音とまれ!

ジャンプSQ.で連載中の、箏曲部の高校生たちを描いた青春学園物語です。
あらすじは以下のサイトをご参照ください。

単行本は24巻まで発売中で、アニメ化、舞台化もされています。


私がこの音を知ったのは、既にアニメ化が決まっていて、声優さんの情報が解禁された時。(『この音とまれ!』に出会わせてくれた倉田武蔵役の榎木淳弥さんに感謝)

普段、アニメの原作があるものをすべてチェックするわけではないのですが、この時は音楽ものというのに興味を惹かれたのか、アニメ放送開始前にマンガを試し読みしてみようと思いました。

実際に読み始めると、1巻からものすごく引き込まれ、ページをめくる手が止まりませんでした。
しばらくは試し読みできる部分を読み進めていたのですが、先が気になりすぎて、ついに当時発売されていた単行本の最新巻まで大人買いをしてしまいました。
こんなことは初めてです。


私自身、お箏自体は音楽の授業で習ったレベルの知識しかなく、「さくらさくら」を弾いたことがあったような…?というぼんやりしたイメージしか持っていませんでした。

しかし、この音を読んで、お箏の演奏描写やお箏を通じて描かれる人間関係に魅了され、毎巻のように泣き、心を動かされました。
私は吹奏楽部だったのですが、共感する部分もたくさんありました。

部活に夢中になったり、
友情に胸が熱くなったり、
各々が抱えている問題に苦しくなったり、
恋愛にキュンキュンしたり、

まさに青春、眩しすぎます。


作中の言葉には随所でグッとくるのですが、真っ直ぐに言葉で想いを伝える登場人物たちがとてもかっこいいです。
想いを伝えることの難しさを日頃感じているからこそ、想いが届いたと感じる瞬間に涙してしまいます。
そして、この音では言葉だけでなく、音でも想いを伝えられるんだと感じます。

感情表現がとても繊細に描かれているのが、この音の特にスキなポイントです。


アニメについても触れると、
放送当時は毎週リアルタイムで見て楽しんでいたのですが、話が進むにつれて変わるOPの絵も素敵でしたし、マンガではイメージするだけだったお箏の演奏も、絵が動いて音がついて映像で見聞きすると、より心に響くものがありました。

お箏でこんなに激しくも柔らかくも響きのある様々な音色が出せるんだと初めて知りましたし、細かい連符も一音一音しっかり届いて、ただただ凄いなと思うばかりでした。
合奏となるとまた迫力が増して、圧倒されました。

作中のオリジナル曲はどれも素敵なのですが、「龍星群」や「天泣」は特にスキです。
YouTubeで公式動画が公開されているので、マンガやアニメを見てからというのをオススメしますが、曲も演奏も素晴らしいのでぜひ聴いて頂きたいです。



そして、そんなこの音が、なんと、
現在各電子書店で
1〜17巻が7/13まで無料配信中です!

以下のサイトのページ下部に、マンガの紹介動画、配信書店が掲載されています。



この機会にぜひ読んで頂きたい、この音のことを書きたいと思い、noteを書きました。
改めてマンガを読み返したり、アニメを見返したりしてまた泣いてしまいましたし、本当に心を揺さぶられるダイスキな作品です。

この記事を目に留めてくださった方が『この音とまれ!』に触れてくださったら、とても嬉しいです。


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