【World of Warships】プッシュ後と引き撃ち・防御の戦艦
前の記事で戦艦のプッシュについて話をしましたが、今回はその後の話をしようと思います。
いきなり前回の記事を貼りますけど、このプッシュの条件を満たしているかを常に観続ける必要があります。将来的に満たさなくなると感じたら早めの準備をお勧めします。
○プッシュが一段落したら
ある程度戦線を押し上げて自分が通過してきたcapが安全になったら、自艦の生存のウェイトを大きくした方が良いでしょう。進み続けるのがキツいようなら奥転が選択肢なのはもちろん、一時的に速力を落としてゆっくり上げるとか、やや横に移動するのも手です。
維持や遅滞に切り替えるのか、追撃を継続するのかは自分のヘルスと反対側の戦線次第なので観察を怠らないでください。反対側が維持もできないくらいに負けているなら多少無理してでも押し切る必要がある場合もあります。
○増援の考慮
敵はこちらが上げたところをそのままにすると不利なので押し返そうとしてくるかもしれません。ランダム戦であればその意図が無いとしてもこちらに向かってくる敵艦がいる可能性はそこそこ高いです。
押してきた側の敵の殲滅が終わっているか間もなくできる見込みがあるならその増援も倒すだけですが、まだ無視できない戦力が残っていれば増援とでフォーカスされたりクロスで射撃を受けてしまいかねません。そうなる前に奥転するか、既に奥転できなくなっていれば後進を始めなければなりません。正直なところ後進は燃え尽きる未来しか見えないので奥転するタイミングを逃さないようにした方がいいですね。早すぎても駄目ですが。
私の場合は敵増援が戦艦であればだいたい20km辺りから奥転を考え始めますし、15kmを切る前には奥転を終えられるようにしています。配信中の私が「あの敵が来るから下がる」的なことを言ってたらこれであることは多いです。
奥転を考え始めたのであれば発砲を止めて隠蔽に入る必要があるときもありますので、発砲ペナルティが明ける20秒後も転舵できるかを考えながら撃つことです。
ちなみにプッシュするときは外周が楽というのは、この増援が火力を出し始めるまでの時間に差が出るからでもあります。同じ距離でこちらを撃つためにはより長い距離を移動する必要がありますからね。
○プッシュを止めた後の針路
capに近付こうとする敵がいればそれを阻まなければいけません。
その為には敵大型艦の足を止めるのを主目的にするのが良いですね。敵の現在位置からcapに近づく針路を取ったときに腹を撃てる位置に向かうか、その針路上において味方と自分とでクロスを組めるような方向に進みます。
大型艦が止まれば敵駆逐艦がcapを踏みに来られないか、来たとしても有利に防衛できるはずです。
場合によりますが、基本的に味方と同じ方向に進むと敵の進行を止められないので気を付けてください。
○守りに入ろうと思った時に気を付けること
戦線を十分に上げられていない状態で安易に引き撃ち態勢にすると、戦線がズルズルと下がってcapが取り返されてしまうことがあります。
極端なことを言えばcapを取れてる状態でラム等で敵味方全て消滅すればそこの戦いだけ見るなら勝ちです。ときには覚悟を決めて向き合う方が良い場合もあるでしょう。
接近戦に強い敵が突撃してきたときは可能な限り最短で必ず倒しきってください。その敵がいつまでも生きているなら待ちの態勢が作れていない証拠です。敵より少しだけ広く展開しつつなるべく死角ができないように構えましょう。
cap内かその近くに島があるとそこで止まってcapだけ取られた上に待ち構えられ、まごまごしているうちにポイントを回されるなんてこともあります。相手が少数であっても島が多いマップだと油断できません。
○引き撃ち後のさらなる反転
引き撃ちは撃ち合いでは強い行動ですが、これもいつまでもそのままというわけにはいきません。艦種と数が同条件の押し返してくる敵に対して行えば有利に傾いていくはずですから、いずれ反転できるときが来ます。そのときが来そうだと思ったら反転の為の準備として前進速力を上げておくことと舵を切りやすい状況を整えておくのが良いでしょう。そのタイミングとは
・敵の撃沈で数に差がつくとき
・全体のヘルスが明確に自軍有利と判明したとき
・敵のラインに突出部ができたり、距離が前後に大きく開いて敵艦隊にバラつきが出たとき(逃亡含む)
などです。そういったときに不意に反転して距離を詰めると敵のヘルスや隠蔽の管理を崩して大きく自軍有利に傾けられます。
私は反転に際して、急ぐのであれば「多少腹を撃たれてでもバイタルを抜かれなければいいや」くらいの感覚でやるときがあります。自艦の装甲と敵主砲とでどんな距離や角度で撃たれるとバイタルに入りやすいかは把握しておくとわずかでも時間を短縮できるかもしれません。これは奥転時と前転時どちらにも活かせます。
引き撃ちは負けにくい行動ではありますが、必ずしも勝ちやすい行動ではありません。反転攻勢に出る機会を常に窺っていれば勝機を逃さずに済むこともあるでしょう。防御は攻撃ための準備です。
○まとめ
・プッシュの終わりの時期を考えておく
・プッシュをやめた後の針路は敵のプッシュを止められる針路をとる
・cap付近の死角を減らすように動いていく
・引き撃ちに入ってもさらに反転攻勢する機会は常に窺っておく
押すときも引くときもさらに押し返すときも「今はこうする時間」と決めつけないことです。自由な発想を持ち機会を逃すことをなるべく減らしましょう。
今回は以上になります。ありがとうございました。