医者と薬を信じ過ぎない
腎臓病で入院してた時、
大量のステロイドを点滴で注入し、
副作用でうつ病になり、
幻聴が聞こえるようになり、
夜全然眠れませんでした。
それまで、幻聴って、
誰かの声が聞こえるのかと思ってましたが、
自分の場合は、モーター音がうるさく聞こえる、
というものでした。
考えてみれば、電化製品はほぼモーターを使ってます。
冷蔵庫はもちろんですが、
エアコンの音も凄くうるさくて、
全然眠れませんでした。
入院してると、朝の血液検査、血圧、
食事、担当医の問診や、
その他検査など、学校並みに時間割があるので、
夜寝れなかった分、昼間に寝ようとしても、
なかなか寝れないのです。
なので、毎晩眠れないのが溜まっていき、
悪循環でした。
夜の看護師の見回りで、ライトを照らされると、
その眩しさで起きてしまいその後ずっと眠れない、
という始末です。
翌朝、看護師に激怒してました。
対策として耳栓とアイマスクなど色々しましたが、
全く眠れないんですよね。
入眠剤も幾つか試しましたが、
なかなか身体に合うのが見つかりませんでした。
そして、薬もなかなか効かない。
20kg増えた体重も更に増え、
95kgを超え、身体が重くなり、
1秒先を生きるのも辛かったのを覚えてます。
毎週、担当医に、薬の種類や量を変えながら、
人体実験のように薬のインプットと、
血液の検査結果を見て、あーでもない、
こーでもないと言われるのですが、
眠れない、風呂にも入れない、
頭髪はひどく抜ける、鬱になる、
死ぬんだろうな、って本当に思ってました。
随時辛い思いを、両親と姉妹のLINEグループで
吐露してました。
今見返しても、酷いもんです。
それほど、精神的に余裕がなかったし、
誰でもいいからどうにかして欲しかった。
少しでも気分が良くなるように、
炭酸飲料の許可を得ました。
許可を得ないといけないほどに、
飲食の制限がめちゃくちゃ厳しいんです。
腎臓病は、水分をとっちゃいけないんです。
自分で尿に変換出来ないからです。
だから、1日の摂取水分量を飲む度に記録させられました。
また、初期段階は尿も1日どれだけ出たか、溜めおきます。(ごめんなさい、汚い話ですが、それが普通だし、必要な事なんです)
で、気分転換にもなる、ってことで、コーラとか飲んでました。
これも、自分で言わないといけないことなんです。
もう死ぬと思うと、最後に自分の好きなことをしまくろう、って覚悟決めれました。
薬とかも、結構文句言いました。
それ効かないから変えて、とか、
その薬に何の意味があるのか?とか、
それがいつまでに効かなければ変えて、とか、
他の人に効いても実際自分には効いてないじゃん、って
先生にバンバン言うようになりました。
通院しててもそうですけど、
医者と患者は情報量や経験が圧倒的に違うので、
言われるがままです。
でも、全て受動的ではダメだと分かってください。
分からないなら分からないなりに説明を求めるとか、
ネットで調べるとかした方がいい。
統計的に正解なことはあっても、
自分がその統計に入ってるかさ分かりません。
そもそも統計なんてのは、平均的な考え方であり、
あなたや私は平均に入らないからこそ、
病気になってることもあるのです。
そう思うと、もっとワガママになっていい。
医者や病院や薬屋の儲けややりたいようにされるがための、あなたの命じゃない。
だから、ちゃんと意思を持って、生きるってことを成し遂げて欲しいです。
僕は病院で死ぬのなんて、まっぴらごめんです。
看護師さんや医師は、尊い存在だし、
本当によく働いてくれていると思います。
でも、自分の命を犠牲にするほどでもない。
だから、周りの人に何と言われようと、
ちゃんと自分の命、次の1秒を大切に、
生きて欲しいと思います。
経験したからこその、アドバイスです。
誰にも遠慮しなくて良い。
少しくらいワガママでもいい。
そのまま死んで後悔するなら、
最後くらいワガママに生きてください。
これを入院してて独りの人とか、
誰に言っても分かってもらえない、って人に
送りたいなってずっと思ってました。
僕が入院してて、世界でたった独り、
地獄に落ちていくように感じてた時に、
そう言ってくれる人に会いたかった。
そういう人になれると、嬉しいです。