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【Plus1】J1第4節 大分トリニータvs.FC東京

どうも、こんにちは。kaiです。大分は10日に予定されていたG大阪戦が、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまい、大分は中7日、FC東京は中3日でのゲームとなりました。大分としては、前節は横浜に勝利しましたので、ホームで初勝利をあげてノリに乗りたいところです。
では、本題に行きます!

試合結果

大分1-1FC東京
【得点者】
大分
76’町田
東京
28’渡邊
【選手交代】
大分
56’上夷→黒崎
56’小林成→高澤
73’井上→刀根
73’長沢→伊佐
89’羽田→長谷川

東京
59’渡邊→高萩
72’アダイウトン→レアンドロ
72’青木→アルトゥールシルバ
81’ディエゴ→永井
81’中村拓→中村帆

スタメン

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スタメンは上図の通りです。大分は、前節から4人入れ替え、FC東京は前節から6人入れ替えてきました。FC東京は中3日での試合ということも考慮したのか、大幅に入れ替えてきました。大分の注目は、やはりビルドアップの肝となる3バックの人選ですかね。今日は、三竿がメンバーに入ってなかったので、三竿の位置に前節右のCBに先発で出場した上夷を起用し、右には羽田を使ってきました。ここまで、大分はビルドアップのところで苦労しているので、果たしてうまくいくのか。注目です。

ブレない大分

予想通り、FC東京は前からガンガンプレスを行います。これに対して大分は、テンポよく細かく繋いで、相手を動かしながら前進できるのかがこの試合のポイントになります。
大分は、ブレずにスタイルを貫き、東京のプレスに対し、ギリギリまで繋いで東京のプレスを掻い潜ろうと試みます。ここまでの試合では、選手間の距離感やポジショニングが曖昧になっていて、大分らしいフットボールを展開できずに苦戦していましたが、今節の試合では、改善の兆候が見れました。ただ、左サイドに左利きの選手がいればもっとスムーズにビルドアップは進んだのかなと思います。福森も上夷も右利きなのでプレスを受けた時に厳しいと感じる場面が見られます。香川や三竿がいればという感じですが、着々と戦術の浸透は進んでいるように思えます。そして、大分は町田の存在が大きいなと。町田が動き回って、パスコースを作る動き、狭いスペースでも前を向ける技術は、大分のフットボールを体現するのに欠かせないですよね。徳島戦でも、町田が入って流れが変わりましたし、本当に素晴らしい選手です。

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ただ、前線の長沢に蹴った後には、やはりここまでと同様に相手にセカンドボールを回収されてしまうシーンは目立ちます。

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上図のように、蹴った後のセカンドボールへのリアクションが東京の選手の方がはやく、球際のところで負けてしまい回収されてしまいますので、蹴った後は、リスク覚悟で全体的に押し上げて、数的優位を生み出していかないと、後ろに人数をかけているので、どうしても長沢が孤立してしまいます。最終ラインから繋いでいくときは、必要最低限の人数でできるだけ高い位置で数的優位を作っていけるのかが今後の課題です。また、FC東京はかなり前からプレスをかけてきたので、背後のスペースを狙った攻撃もガンガン狙っていきたいところで、坂のフィードから何度かいいチャンスを生み出しましたが、なかなか決定機までは持っていけませんでした。坂のフィードは、一発で局面を変えることができるので、坂のフィードを活かした攻撃は今後の大分の武器になりそうです。

ジャックナイフのような鋭さで

前半は、5-4-1のブロックを築いて守りますが、マイボールになっても東京にセカンドボールを回収され、東京の全線のタレントに圧倒され押し込まれる時間帯が長く続き、東京は結構はやい段階でアーリークロスを上げ攻めていきます。高木の好セーブもあり、なんとか凌いでいましたが、28分についに先制を許してしまいます。左サイドをアダイウトンが突破し、折り返されるも一度はクリアしますが、クリアボールを東京に回収され、全体的に押し込まれた陣形になったところを小川に縦パスを入れられ、アダイウトンが落とし、ディエゴオリヴェイラがボックス内に侵入し、折り返され、フリーの渡邊に頭で流し込まれ先制を許してしまいます。アダイウトンとディエゴオリヴェイラのブラジリアンコンビに完全に翻弄され、大分の守備陣は完全にボールウォッチャーになってしまい、渡邊が完全にフリー!ブラジリアンコンビの突破は理不尽としか言いようがありませんが、中をしっかりと守っていれば防ぐことができたた失点ではあると思いますので、こういう失点は少なくしたいですね。

それにしても、東京の前線のタレントはジャックナイフのようで本当に鋭利で恐ろしい。(笑)カウンターやらせたら、間違いなく日本一ですね。

また、この試合大分は、センターバックの上がりがいつもより少ないように感じました。東京のカウンター対策で、敢えて攻撃参加させなかったのか。気になるところではありますが、こんな前線いたら監督に上がれと言われても、恐怖でしかないですよね。(笑)


0よりも1

大分は、失点を許してしまいますが、チャンスを作ります。32分の坂のフィードから福森が抜け出して、小林成とのワンツーでサイドを突破したシーンは素晴らしかったですし、43分の下田と町田のワンツーから最後は下田がミドルを放ったシーンも素晴らしくて。まだまだ、ああいうシーンは数少ないのでこれから増やしていきたいですね。

大分は、後半に上夷と羽田の位置を入れ替えてスタートしました。前半は右サイドをアダイウトンに突破されていたので、人を入れ替えてトライしました。

56分には上夷と小林成を下げて、黒崎と高澤を投入し、流れを変えにいきます。東京も、前半と比較すれば、ペースは落ち、大分がボールを保持する時間帯が増えます。ボールは保持するも、中々決定機は作れない中、66分に町田がシュートまでもっていきます。やはり、この試合のキーは町田。オフザボールの動きが抜群で、ゴールキックから、少し低めの位置で長沢がターゲットとなり、セカンドボールを高澤がフリックしたボールに抜け出し、自ら強引にシュートまで待っていきますが、波多野の好セーブに防がれてしまいます。右には、井上がフリーでいたので使ってみると面白かったとは思いますが、ああいう積極性は大事ですよね。

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73分には、長沢にかえて伊佐、井上にかえて刀根を投入しました。刀根がCBの中央に入り、坂が右にスライドし、黒崎が右のWBに入ります。3分後、試合は動きます。

CKのセカンドボールを拾った坂は、一度黒崎に預け再びもらうと、伊佐目掛けてアーリークロスを上げます。伊佐がボックス内で厚い厚い胸板でおとすと、安倍が苦し紛れにクリアしますが、ボールは町田のもとに転がり、町田が冷静に決めて大分は同点に追いつきます。坂のキック精度はもう言わずもがな。最終ラインも真ん中でも右でもできますし、本当に素晴らしいですし、伊佐の胸ポストなんからしさ全開で最高です。(笑)そして、今日のMVPは、間違いなく町田也真人。

大分は、同点に追いつき、逆転を狙いにいきますが、試合は1-1の同点で勝ち点1を分け合う結果となりました。

終わりに

ホームで初勝利とはなりませんでしたが、ビハインドの状態から同点に追い付けたことはポジティブなことで、大分はリーグ戦3試合を終えて無敗です!戦術の浸透も進んでいるようなので、試合を重ねていくごとに完成度を高めていくしかないですね。ただ、長沢を全然いかせていないのが心配な点です。クロスもまだ全然ですし、長沢にもっとボールが集まるようになれば、必然的に得点は増えるでしょうから。そして、セカンドボールの回収のところは依然として課題です。

次節は中2日で、セレッソ大阪と対戦です!大久保は怖いですが、無失点で抑えて勝利を!

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