記憶と行動の、関係性。【今日のトゥデイ|018】
今朝、ムクリと起き上がったのは、7時頃。いつもはこんなに寝てられない。きっと、身体が今の状態を把握して、寝る必要性を感じてくれているのだろう。ありがたや。
白湯を持って、ベランダへ。朝日を浴びながら、白湯を嗜む。急に「キーーーン」と脳内に光が差す。そこには、もう一人の自分がいた。
もう一人の自分も、今ここにいる自分と同じように、朝方のベランダで温かい何かを飲んでいる。いや、ベランダというよりも、バルコニーだ。木の丸太でできた、バルコニー。そして、見える景色もまったく違う。周囲を木に囲まれた、森の中にあるバルコニーだ。(実際、ベランダとバルコニーの違いは、屋根の有無だけらしい。有り:ベランダ・無し:バルコニー)
手に持っている温かい飲み物は、白湯ではなくホットコーヒーだった。湯気が、ホワホワとゆらめいている。透き通った空気のなかを、キレのある鳥の声が、通りすぎる。
そうそう、この自分は、20歳くらいの自分だ。福島県の白河、コテージがたくさん集まっている場所。自然のなかの広大な敷地には、たくさんの宿泊施設があり、ゴーカートができるサーキットやテニスコート、釣り堀など、いろいろなものがあった。
さっそく、「福島県 コテージ」で、検索してみる。あそこ、なんて名前だったかなあ……
「白河 関の里」
あった、ここだ!
間違いない。敷地の入り口、点々と建っているコテージ、どれも見覚えがある。どこかの誰かが、ネット上に置いた画像が、Googleのなかにたくさん取り残されていた。と、同時に、閉業してしまったことも知る。そうか、残念。コロナ禍を乗り切れなかったのかな、なんて勝手に想像する。
「朝、ベランダの手すりに肘をついて、温かいものを飲む」という、共通行動が何十年という時間を飛び越えた。
行動に記憶が染み付いていたのか、記憶に行動が染み付いていたのか。私には、わからない。
今日も、おはようございます。
このときさあ、大変だったのよ。車で山の変な道に入っちゃって、Uターンしようとしたら、タイヤが空回りし始めて……
すぐ横は崖になってるし、アブは飛び回っているしで地獄絵図。みんなで車を押したり、タイヤと地面の間に岩を並べたり。ほんとJAFに助けを求める一歩手前だった。
そこへ現れた、救世主のおじさん……
機会があれば、書きます。