毎日note'19.10.23/映画「マレフィセント2」感想
前作のマレフィセントに続き,その続編として作られた今作.
先日見たジョーカーより落ち着いて楽しめる映画でした.
以下ネタバレ含みますので,ご注意を.
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善悪については,すでに悪として機能しないマレフィセント.
善悪というより,マレフィセントが人間を受け入れ,子離れの物語であるように思いました.
人VS妖精の構造をとっているが,最終的な戦いについては割と簡素というか,主題でないような形で描かれている印象が強かったです.人と妖精が対峙しているようで,お互いに憎しみあっている描写も,戦いを自発的に行っている様子もあまり描かれていません.
マレフィセントがオーロラ姫に「お母さん」と呼ばれるシーンがつまるところ,本作の一番のシーンであったのだと思いました.
真実の愛に目覚めて,人間を愛するマレフィセントはその娘を嫁に出すことで娘を信じ,その幸せを願う母になれた物語.
ジョーカーを見た後だからより,心が洗われた気がします.(笑)