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目的別 英語学習オンラインスクールの紹介(英会話、英検、TOEIC、TOEFL)

はじめに

私は現在、東京に住んでいますが、数年前までは大阪や名古屋に住んでいました。東京に住み始めて感じたことは、英語学習向けの塾やスクールが他の都道府県に比べて充実しているということです。この理由はおそらく英語の勉強が必要な人や、英会話スキルを持った人を必要とする企業が都内に多いことによるものだと思います。

一方、東京を出ると英語学習スクールの数は激減します。それは大阪(を地方というと怒られますが)という一般的に栄えていると言われてる場所でも、東京に比べれば数はかなり少ないです。

理由はもちろん英語の勉強が必要とする人が少ないからです。実際、昔2013年ごろに、プレゼンスという東京では成功してきた英語コーチングスクールが大阪に進出しましたが、集客に困り結局撤退しました。(これはあくまで私の勝手な推測で、他の理由があるかもしれません)

このような状況だと、地方在住者の方は英語の独学を選択せざるを得ない場合が多かったです。しかしながら、コロナ禍の影響もあり、オンラインでの対応を始めるスクールが増え、都内に住んでなくても、質の良い授業を受けられるようになりました。そこで本記事では、私がオススメするオンラインスクールを目的別(英会話、英検、TOEIC、TOEFL)にわけて紹介しようと思います。(英語は絶対独学派の人はここでお別れです)


目的I: 英会話

1つ目: KEC外語学院

場所: 大阪•京都
オンライン: 可
金額: 週一回コースで一年267000円
コース: 上級•上級準備、中級、中級準備、初級、入門•基礎 (通訳養成コース等他のコースは省略)
形式: 集団授業(10人以下)
先生: 日本人

紹介する英会話スクールは2つあります。そのうちの一つが大阪と京都にあるKEC外語学院です。私が大学院生のときにお世話になっていたスクールです。今はオンラインでの受講ができるようです。自分は中級コースにいました。

瞬間英作文を集団授業で行います。瞬間英作文(KECでは口頭英作文トレーニングと呼んでます)を通して、スピーキング力を上達させます。瞬間英作文の意義に関しては、以下のページを参考にしてください。

授業では、テキストに書かれてる日本語文を複数人に当てて、生徒に英文を言ってもらいます(瞬間英作文させます)。そのあと、先生が文法事項などの補足説明を加えながら、生徒と一緒に解答を作っていきます。宿題は、授業で扱ったテキストの範囲の文章を瞬間英作文できるようにすることです。

テキストですが、中級準備まではECOPというオリジナル教材を使って授業をします。文法テーマごとに基本的な短文を扱います。中級からは授業ごとにテキストが配られ、テーマ別会話文と難しめの文を10個扱います。

このように瞬間英作文トレーニングを通して、スピーキング力•英会話力を鍛えます。受講生の声も読むとよりイメージが湧くと思います。

独学で瞬間英作文をベースに勉強している人にとっては非常に相性のよいスクールだと思います。独学だと、自分の答えとテキスト(リンク先は一般的によく使われる瞬間英作文のテキストです)書いてある答えが微妙に異なり、自分の答えが正解なのかわからないときが多々あります。その際には、とりあえず解答に従って覚えることになりがちですが、KECに通うことでそういった疑問を解決することができます。

補足ですが、週二コースでは実践クラスと呼ばれる、ネイティブスピーカーとのクラスが加えられます。その授業では、瞬間英作文はせずに、ネイティブとのスピーキングを通じて英会話力を鍛えます。先の日本人講師による授業が理論で、こちらが実践となる形です。ただ実践クラスは他のオンライン英会話でも代替できるのかなとは思います。しかし、(講師にもよるかもしれませんが)、英作文の添削をしてもらったり、英検の面接対策に付き合ってもらったりと、私は実践クラスの先生にお世話になりました。

受講料は一般的な英会話スクールに比べるとかなり安いのがメリットのひとつです。これから挙げる他のスクールや、他の有名スクール(プログリットやベルリッツなど)と比較してみてください。これは広告を全然出してないからだと思います。

デメリットというか不安な点も挙げると、私がオンラインでの授業を受けたことがないことです。対面での授業は素晴らしかったのですが、オンラインでどのような雰囲気なのか、集団授業がうまく回ってるのかは不明です。

2つ目: 英語ジム らいおんとひよこ

場所: 完全オンライン
金額: 週一回コースで二ヶ月で10万から30万円
コース: メインコース、コアメインコース(他のコースは省略)
形式: マンツーマン

英会話を目的としたスクールとして二つ目に紹介するのは英語ジム らいおんとひよこ(通称: らいひよ)です。私は上記のメインコースやコアメニューではなく発音矯正コースを受講しました。

ではなぜ私自身が受けたことがないコースを薦めるかの理由は二つあります。

まず一つ目に授業の内容と目的がはっきりしていることです。ホームページ上だけでなくYouTubeでも、授業で行う例文暗唱などのやり方や意義に関して丁寧な説明がされていて説得力があります。

二つ目にトレーナー自身が先生の立場であるものの、謙虚に英語を学び続けてることもおすすめする理由の一つです。これはツイッターで、らいひよのトレーナーのツイートを見るとよくわかります。好みかもしれませんが、崇拝されるカリスマ講師よりも、学びの姿勢が見られる先生に私は英語を習いたいです。

話は逸れましたが、授業の内容は先に挙げたホームページを参照し、無料授業を受けると良いと思います。私からだと「こういう授業だと思います」と推測でしか言えないためです。

ただハッキリとしたデメリットは言うことはできて、それは金額です。年間でいうと最大180万円になるのは、私の今の給料から見ると、この値段は高いなと思います。ただ高所得者向け英語コーチングスクールにお金を出すなら、私はらいひよを選びますね。


目的II: 英検

KEC外語学院 または らいひよ

私の個人的な意見ですが、英検に関しては、英検対策のスクールに行くというよりは、上に挙げた英会話スクールでスピーキングを向上させつつ、英検対策として過去問を通してリーディング•リスニング•ライティングを勉強した方がいいと思います。

KEC外語学院では「英検の対策をしたい」といえば対策に付き合ってもらえます。実際、私は英検一級の英作文の添削を何回もお願いしました。またこの人もKECでの学習に加えて、英検対策も行い一級を取得しています。

英検のために何処かスクールに行きたいという人には、先ほど挙げた、らいひよの英検コースまたはRickの英検一級コースをおすすめします。英検コースは英検準一級も対策できます。

目的IV: TOEIC

プレゼンス

場所: 東京、オンラインコース
オンライン: 可 
金額: 週一回コースで二ヶ月14万円から16万円、オンライン動画コースの場合は7万円
コース: TOEIC600点、750点、900点コース (TOEFLコース等他のコースは省略)
形式: 集団コーチング、eラーニング
先生: 日本人

英語の勉強として、英会話ではなく、まずはTOEICの勉強から始めたい、というひとにはプレゼンスをおすすめします。私はTOEFLのコースにいたのですが、TOEICコースも授業の基本スタイルは同じなはず。

いわゆるコーチングのスタイルで授業が行われます(最近、英語コーチングスクールが流行ってますが元祖はプレゼンスです)。マンツーマンではなく、10人以下の集団授業でコーチングをしてもらいます。コロナ禍以前は完全対面の集団コーチングか、eラーニング形式の完全オンラインしかありませんでしたが、現在は集団コーチングをオンラインで受講できるようです(認識が違うかもしれないので説明会で聞いてください)。プレゼンスの良いところは集団コーチングなので、値段は高いですが前者をおおすめします。

宿題が授業前にあり、授業ではその確認テスト(主に単語テスト)をやったり、各生徒の学習計画の確認をしたりといった感じで授業は進みます。宿題の量は多く、一週間の勉強時間も多いです。2ヶ月という短期間で集中して勉強して、TOEICの目標スコアを達成させたい人におすすめです。次の授業までに進捗報告を他の生徒にする必要があるため、強制的に切磋琢磨させられます。逆を言えば、のんびり勉強したい人にはお勧めできません(eラーニング形式のオンラインコースの場合だと自分のペースでできるかもしれません)

受講生の声やプレゼンスが出してるTOEIC勉強法の本を読むとプレゼンスでの学習指針や使用テキストがわかると思います(私が昔受講したのはTOEFLコースだったためTOEICコースでどういう教材を使うかといった詳細はわかりません)。気になる人は説明会に参加してみてください。

メリットは他のコーチングスクールに比べて価格が安いことです。これはマンツーマンではないことが要因だと思います。また創業も他と比較して早いため、多くの実績があるのもメリットです(過去の受講者のインタビューをホームページで確認することができます)。そのため安心して受講することができます。

目的 V: TOEFL

1つ目: トフレ

場所: 完全オンライン
金額: コースによって異なる。ただ安い。
コース:  リーディングDeltaコース、リスニングDeltaコースなど
形式: eラーニング形式

私の実感ですが、英検とTOEICに比べてTOEFLは難易度が高いため、独学が大変です。そのためこれからTOEFLの勉強をする人には(特に仕事で忙しい人には)、スクールに行くことをお勧めします。ただ他の試験に比べて需要は少ないので、TOEFL対策に特化したスクールが少ないのが現状です。(通塾かオンライン、どちらがいいかはこの人のブログが一番参考になります。)

このような状況において私が紹介するスクールのひとつがトフレ(旧・WebTOEFL)です。

他のスクールのように「TOEFL90点コース」とパッケージになっておらず、各セクションごとに以下のようにコースが分かれています。詳細はホームページをご参照ください。

リーディング
リーディングDelta 18Dayコース
リーディングOG 8Dayコース

リスニング
リスニングDelta 18Dayコース
リスニングOG 8Dayコース

ライティング
Integrated W 4Dayコース (添削付き)
Integrated W 添削コース
Independent W 4Dayコース (添削付き)
Independent W 添削コース

スピーキング
5Dayコース Task1 (添削なし)
Task1 音声添削コース
5Dayコース Task2 (添削なし)
Task2 音声添削コース
10Dayコース Task3&4(添削なし)
Task3&4音声添削コース

どれから受講すべきかですが、トフレ代表の葛山さんにメールで相談することで、今自分が持ってるTOEFLの点数から目標点数に対して、どのように勉強すべきかを教えてもらえ、また受講すべきコースを教えてもらえます。ちなみに、一般的なスコア戦略に関しては、以下のようにYouTubeに動画があるので、葛山さんに相談する前に視聴するといいと思います。

私はリーディングとリスニングともにDeltaコースを受講しました。受講後に受けた本番で、リーディングとリスニングで合計50点以上取れました。現在はOfficial Guideを用いたOGコース(RとL)、ライティング、スピーキングコースを受講しています。自分でどう勉強すべきかを考えるのは面倒なので、ひたすらに葛山さんの助言に従って愚直に不安なく勉強しています。

おすすめポイントは安いことです。また返事をもらうのに日数はかかりますが、いつでもメールで相談に乗っていただけることです。例えば「ここのパッセージがまだ速くてシャドーイングできないけどどうすればよいか?」と聞けば「こういう勉強法にしてみてはどうか?」みたいな感じで助言をもらえます。

TOEFLの点数がどれくらいの人におすすめかは素人の私にはわかりませんが、ブログにスコアアップ報告が詳細に書かれてるのでそれを参考にするといいと思います。私も参考にしました。

ちなみにTOEFLを受けたことないけど、TOEFLに興味を持ってる人にはまず英検準一級を取得することをおすすめします。根拠は以下の3人の先生方の意見です(参考1参考2参考3)。私は英TOEIC770点を取ったあとに、英検は取らずTOEFLの勉強を始めました。今思うと悪手だったです。

2つ目: Andy勉強会

場所: オンライン (コロナ前は対面)
金額: 73700円
形式: 一日のみの勉強会
※参加条件が厳しいのでご注意ください。

スクールではなく、勉強会をおすすめします。私は参加したことがなく(条件的に参加できない)詳細はわかりませんが、とにかくネットでの評判がよいのでここで紹介します。ネットやTwitterで「Andy toefl」で調べれば、その評判を知ることができます。

参加したことがない私がここで説明するのは良くないので、ブログの「勉強会の案内と予定」で勉強内容をご確認ください。自分も参加してみたいなぁ〜。

余談ですが、TOEFLは日本では需要がTOEICに比べて少ないので、典型的な日本教育を受けてきた日本人に合った勉強法が確立されていません。ネットにいろいろな体験談(参考1参考2)が落ちてるので自分でこれはというものにトライしてみてください。

おわりに

いかがだったでしょうか? ここに挙げた英語スクールは全国にある数多あるスクールのうちのほんの少しです。私が知らないだけで、他にもオンラインで受講できる素晴らしいスクールがあると思います。もし知っている方がいれば教えてください。

最後に注意ですが、上に挙げたスクールは少なくとも私には合った、という根拠のみでおすすめしています。そのため、保険をかけてるようで申し訳ありませんが、これらのスクールが他の人にも合う保証はありません。例えば、自己管理できない人はeラーニング形式のトフレは無理でしょうし、他の人と切磋琢磨するのが苦手な人はプレゼンスは合わないと思います。ぜひ受講する前に、説明会や体験授業を受けて、自分の性格、ライフスタイル、そして予算と相談してスクールを選んでください。

またIELTS対策でオススメのオンラインスクールがあれば教えてください。

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のーねん
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