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尿管(尿路)結石の痛みが異次元だった話

謎の痛みに襲われる


私が尿管(尿路)結石に初めてなったのは30代半ばのことです。

朝、目が覚めると腰に軽い違和感がありました。

腰が張っているような、腰の筋肉がつったような、そんな感じです。

それからだんだんと痛みが増してきて、じっとしていられなくなりました。

なんなんだ…この痛みは…

激痛に耐えながら、布団の中を右に左に動き回りました。

そしてしばらくすると、今までの痛みが嘘のように消えました。

全く痛くないのです。

さっきのは、一体なんだったんだ。

と思いつつ、トイレに行くと血尿がでました。

「もしかして…これは…何か重大な病気なのかもしれん …」

急に心配になった私は、腰の痛みなら整形外科だろうと近所の整形外科を受診しました。

整形外科であれこれ検査した結果、

先生が「これ、骨とか筋肉の痛みじゃないね」と言って、「尿管結石かもしれないから、泌尿器科を受診しなさい」と言われました。

「尿管結石???」初めて聞く名前だったので、一体それがどんな病気なのか全く見当もつかず、とりあえず痛みもないため会社へと向かいました。

そして仕事から帰宅して夕食を食べている時、人生最大級の痛みが私を襲いました。

人生最大級の痛みに悶絶する


その日の夜、夕食を食べていると、また腰がつったような感覚が起きました。

そしてその痛みはどんどん増していき、私は座っていられずに床に倒れこんでしまいました。

そして、あまりの痛みに嘔吐してしまいました。

朝のようにしばらく様子を見たら痛みが治まるかと思いましたが、今度は一向に痛みが治まる気配がありません。

そこで、妻に近くの総合病院へ車で連れて行ってもらいました。

車の中でも痛みがひどく、病院の駐車場に着くと四つん這いになって、地面を這うように病院の玄関まで行こうとしたため、看護師さんが慌てて車椅子を持ってきてくれました。

病院は夜間の救急外来だったため、車椅子からベッドに移されてしばらく放置されました。

時々医者がやってきて、「痛いね〜〜 もうちょっと待っててね〜」と言っては去っていきます。

「お願いですから…助けてください…」そう思いながらベッドでのたうちまわっていました。

そして痛みも限界に達した頃に、医者がやってきて痛み止めの注射を打ってくれました。

しばらくして痛みが落ち着くと、朝と同じように今までの激痛はなんだったのかと思うほど全く痛みはなくなりました。

そして、CTやらレントゲンやら撮られて、外来の予約と痛み止めの座薬をもらい家に帰りました。

残尿感との戦い


その後、幸いにも激しい痛みが起こることはありませんでした。

しかし、石が膀胱に落ちた時、今度はなんとも知れない残尿感に見舞われることになりました。

その残尿感は数日続きました。

この膀胱に落ちた石は今度は尿道を通ります。

私は、石が尿道から出ることを想像するだけで、「石が尿道に詰まったらどうしよう」と恐怖でトイレに行くのが怖くなりました。

そして、それからしばらくして残尿感は消えました。

石が出た感覚は自分ではありませんでしたが、知らないうちに排出されたようでした。

一度目の外来では、石はまだあると言われていましたが、残尿感が消えた後の二度目の外来では(石)出たみたいですねと言われ、心底ホッとしました。

原因と治療


治療ですが、石が体の外に出たら終了です。
(石が大きい場合はレーザーで石を砕く治療もあるみたいです)

治療中に飲んでた薬はウロカルンという石の排出を促進する薬でした。

治療後に飲む薬はありませんでした。
(排出した石の種類が分かれば、治療後に飲む薬があるのかもしれません)

また、原因についても医者からの説明は特にありませんでした。

『食生活で気をつけることはないでしょうか?』

『コーヒーとか焼肉が好きですが、あまり飲んだり食べたりしない方がいいでしょうか?』

以上2点を質問しましたが、食事は普通に食べていいし、コーヒー、焼肉も特に問題ない。

ただ、水は多めに飲むようにと言われました。

なぜコーヒーや焼肉の質問をしたかというと、当時、毎日5杯はコーヒーを飲んでいましたし、毎週焼肉の食べ放題に行っていたからです。

これは個人的な感想ですが、コーヒーと焼肉食べ放題をやめてから再発していませんので、体質にもよると思いますが、私の場合はコーヒーの飲み過ぎや肉の大量摂取が原因だった気がします。
(あくまでも個人的な感想です)

まとめ


世界三大疼痛の1つである尿管(尿路)結石。
その痛みは二度と経験したくない悶絶するほどの異次元の痛みでした。

今では、肉もほとんど食べることもなくなり、水を毎日多めに飲むようにしています。

30代半ばを過ぎると、身体にいろいろ問題が起き始めます。

若い頃のように食べ過ぎないように、食事に気をつけるといいかもしれません。

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