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圧倒的なスピード感

タイトルだけで惹かれた本。『死ぬこと以外かすり傷』

ジャケ買いw

幻冬舎の編集をしてる以外には事前情報なかったけど、この方の編集してる本の中で『お金2.0』『人生の勝算』と2冊も読んでいたりして、その中でも特に『お金2.0』はものの見方が変わるような衝撃を受けた一冊。

なんとなくこれ手に取るのもわかるわー。
納得。

荒い。でも、生の言葉

この本自体は、すごく作りの荒い本だなという印象だったけど、それも納得。
きれいで美しい本を作りたかったわけではなく、生の言葉、その人の生を生きる言葉を紡ぎたかっただけで、売れる本ではなく、自分が読みたい本を作る、すごくシンプルな発想。
それがために、文体の美しさにはこだわっていないのだろう。
やりたいことがシンプルに伝わる文章。
圧倒的なスピード感にこだわる。
言葉の鮮度が落ちないように。

こんな人生大変だろうなと思うけど、当事者は大変じゃないどころか楽しくて仕方がないんだろうね。

会社と起業

この人の凄さは、サラリーマンの給料に頼らなくても生きていけるだけの収入があるのに、サラリーマンにこだわっていること。
幻冬舎の社員であることのメリットを自分の活動に最大限に利用してるだけでなく、自分の活躍で幻冬舎自体にも莫大な利益を循環させる。

会社にとっても『副業禁止』なんて小さな枠で捉えたら生まれなかったであろう利益だ。

そして、自分のやることを認めさせるために、小さな事務作業から全部こなして、かつ、圧倒的な結果を出す。
これが、なんちゃって起業家には絶対に真似できないことだ。

社会のルールを受け入れた上で、自分のポジションを確立する。そして、その中で圧倒的な結果を残す。
起業家もどきの人には真似できない。

てか、ほんとにすごい人はきちとルールを受け入れた上で、物事を構築する。
『社会がおかしい』『会社がおかしい』といってるヒマがあれば、動け!そして、結果を出せ!だ。こんなに明快なことはない。

とにかく、立ち止まってるヒマはないぞと突き動かされる、そんな一冊でした。

余談ですが、たまたま読み終わった次の日、朝のワイドショー番組を見ていると、なんと、コメンテーター席に座ってさまざまなニュースにコメントしている笑

ほんとにすごい人でした。
最近気がついたら読んでたビジネス書がみんなこの人に関わってる本だったということも付け加えておきます。
いやー、すごい。


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