小島孝子

税理士。東京都杉並区で個人事務所を経営する傍ら、経理や税金に関するセミナーの講師やコラム、書籍の執筆など幅広く活動しています。講演活動など、全国各地を飛び回る自称『旅する税理士』大学院も無事卒業できました。

小島孝子

税理士。東京都杉並区で個人事務所を経営する傍ら、経理や税金に関するセミナーの講師やコラム、書籍の執筆など幅広く活動しています。講演活動など、全国各地を飛び回る自称『旅する税理士』大学院も無事卒業できました。

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    ビジネス書からベタベタな恋愛小説(最近あまり読まないけど)ミステリー、専門書、エッセイと意外と活字中毒。 本屋さん大好きで、行くと買い込んできて積ん読w そろそろ、読んだ本の内容くらいは思い出せるように書いていこうと日々奮闘。

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令和の長い一日

とにかく不思議な一日だった。 たぶん、数年後の高校生が必死に年号暗記することになると思う2022年の記憶を残すためにちょっとだけ書いておこうと思った。 数日前に今の経済状況が昭和初期の世界恐慌あたりの経済状況に似てるらしいって話をツイートした。 超緊縮財政下で、経済が傾いている中、円の信用力を落とさないために、あえて円高基調で金解禁。輸出拡大を狙ったけど、世界恐慌が同時に起こり、対外輸出は激減。 農作物の価格の下落が起こり、株式市場は暴落、中小企業の倒産が相次いだ。 こ

    • ワクチンについてモヤモヤした考えを整理してみた

      まず、大前提として、ワクチンを受けたくない人がいるいないは自由だし、変な民間療法的なことを信じで命を落とした人がいても、ほら、ちゃんとしないと…とも思わない。 まあ、ハッキリ言ったらどうでもいいからかな。 その人がやりたくないことをやって結果としてたまたま上手くいかなかったとしても、やりたくないことをして、上手くいかないよりはずっと幸せなんだと思うし。 それなのに、なんでワクチンをどうこう言われることに腹が立つのか。 深く考えてみる。 なるべくちゃんと言語化すると、例え

      • 【馬場と清龍と私⑥】

        『人生は何があるのかわからないよ。』大学生の自分にもう一度会えるならこの言葉を言ってあげたい気がします。ほんとうに、その名前を聞けば『えーっ』となるあの場所に、それなりにお金にも余裕がある今、もはや年数回は出かけるようになるとは思ってもみなかった現実があります。そう、ここにいた誰もが既に清龍の虜となってしまった、そんな最終回。 『ここは隠れた名店なのではないか?』 ぼんやりと思ったことが現実のものとして押し寄せる。 例えば鍋もの。 一人前800円とのことで、二人

        • 【馬場と清龍と私⑤】

          いい加減、だいぶ前の話だし、残りをまとめてアップしたいと思います。今回は意外な事実がわかった話。 清龍のもうひとつの名物(ビールは勝手に名物にしてるだけだが…)といえば、某先輩が『工業用アルコール』と表現する、あり得ない値段の日本酒である。 とにかく恐ろしく安くておそろしくまずい、ひとたび口に含むとコンパの席ではトイレの取り合いになる、という代物だ。 もともと、清龍という店はある意味飲むためではなく、ばか騒ぎするために行く店という位置付けだった。 店の外観

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          【馬場と清龍と私④】

          ありがたいことに1年も放置してしまったにもかかわらず、続きが読みたいとのコメントをいただき涙しております。この街に関わった誰もがその存在を懐かしむ、そんな今となってはいとおしいお店、清龍。 第4回は現実を受け入れ出した戸惑いの話。 『とりあえずビール?』 ふつうの居酒屋によくある会話であるが、ここ清龍においてはなかなか不釣り合いなこの会話である。 気を取り直して、『ふつうの』飲み会を始めることになった我々。 『とりあえず』運ばれてきた黒ラベルは清龍のメニューという前

          【馬場と清龍と私④】

          コロナのおかげで期限が伸びたので、確定申告について考えた。

          確定申告について言われてびっくりしたのが、 『申告しないといけないんだけど、よくわからないから税務署いけばいいんですよね?』 ということば。 いつも、なぜ税務署に行列ができるのか意味不明だったんだけど、そもそもの認識がこうだったのか、と愕然とした。 別に申告したければ税理士に言え、とか傲慢なことが言いたいわけではない。 びっくりしたのは、『そもそも、自分で調べてみないのか?』ということなのだ。 たまたま、一回だけならわかる気もするけど、なぜ毎年する人も行くのか? そう

          コロナのおかげで期限が伸びたので、確定申告について考えた。

          馬場と清龍と私③

          この街にはやはり自分のルーツのようなものがある気がします。 この街を愛する人は、みんなどこかちょっと変わっていて、それでも愛すべきキャラクターの人たち。そして、離れてもまたなぜか戻ってくる、そんなホームタウン。 そんなわけで、第3話。 『残念なお知らせがあります』 かつてより小綺麗になった店を呆然と眺めながら店員に案内され、地下の奥の座敷に通されると、そこには見慣れた顔が。 大学時代の先輩T氏である。 『どうしたんですか?』 という問いに、言葉とは裏腹に楽し

          馬場と清龍と私③

          馬場と清龍と私②

          清龍第2話。90年代の居酒屋というのは今よりわりとテキトーな感じだった気がします。 まだ、和民もそこまで多くない時代。 そして、高田馬場という地域はほんとにお金のない学生には優しい地域でした。 今はけっこう話題のお店やオシャレなお店も増えてきて、時代を感じます。 サッポロビールの関係者の方やサッポロラガーを愛する道民の方々に申し訳ないのでサッポロラガーについて触れておくと、 当時、都内でサッポロラガーという銘柄を見かけることはほとんどなかった。清龍以外では。 そして

          馬場と清龍と私②

          馬場と清龍と私①

          昔書いた駄文がFacebookの振り返り機能によって発掘された。けっこう自分的にはおもしろいと思っていて、しかし、ほんとに他の人が読んでおもしろいかは謎なので、試しにここでアップしてみることにしました。 清瀧ファンの皆様に読んでいただきたい6回シリーズです。 事の発端は、吉祥寺で見かけた居酒屋清瀧がビミョーにオサレな居酒屋チェーンの様相を呈していたことだった。 『清瀧がふつうの居酒屋になったらしい…』そんな噂を聞いてはいたものの、これまでその事実を現実のものとして見ようと

          馬場と清龍と私①

          生き方と在り方〜嵐の活動休止に見る新時代の価値観〜

          いろいろな世代の人たちと話をさせてもらう仕事をしているのですが、うちの仕事のメイン層は30代経営者で、設立5年以内の企業。 最近はさらにその後輩へとご紹介が及び、どんどん若い世代だらけになっている今日この頃です。 そのため、同世代よりも彼らの感覚の方が理解できるようになってきて、共感も覚えるようになってきているのだけど、私の感覚的には今がちょうど新しい価値観への転換期で、間違いなくその世界は彼らが作っていく時代だと思うのです。 今日はそんなお話。 サブテーマは『嵐の活動休止』

          生き方と在り方〜嵐の活動休止に見る新時代の価値観〜

          利益を追求しない会社ってあるのか?

          今年も押し迫ってもうラストデイ。 本当にいろんな本読んだんですが、あと1冊読みおわるかな?という感じ。 読み始めた本、ちょっぴり飽きてきたのもあるんだけど、読みきろうと思います笑 その前に、ちょっと前に読んでたこちら。 言わずと知れた糸井重里さんの会社です。 (若い子にはあまり有名じゃないのかなあ。糸井さん。バブル期にブレイクした有名なコピーライターさんです。) 『ほぼ日』という会社きっかけは、学校の授業でこの会社の有報(正式には『有価証券報告書』ね。)を取り上げたか

          利益を追求しない会社ってあるのか?

          お笑い好き魂を呼び覚ます

          今回はちょっと異色の作品のレビューを。 南海キャンディーズの山ちゃんの著書『天才はあきらめた』 山ちゃんのお笑い人生の始まりである高校時代から昨年の初の単独ライブを行ったところまでの葛藤が描かれています。 しくじり先生、南海キャンディーズこれを手に取るきっかけが、先週の『しくじり先生』(この番組大好きなんですよ…) 南海キャンディーズが揃って登場した番組では、山ちゃんが嫉妬にかられてシズちゃんに意地悪しまくったり、それが原因でまさかの相方からの共演NGを喰らうなど衝撃の

          お笑い好き魂を呼び覚ます

          JD日記〜日本のミライを考えてみる話〜

          ※過去のFacebook投稿を記載してます。 先生の趣味炸裂で、自動車業界の現状の課題にやたらと詳しくなってしまった『管理会計事例研究』の授業ですが、ここ最近のテーマは『品質保持』。 本日の考察は耐震偽造の問題。 で、いちばんビックリしたのがコレなんだけどど、 内需が頭打ちになってきてから、インフラ輸出を進めている企業が多くなってるものの、これだけのトラブルで工事のやり直しによる損害が起きてる。 深刻な人手不足そして、その原因が『人手不足』。 人手がなさすぎて

          JD日記〜日本のミライを考えてみる話〜

          東京ラブストーリーに見る、ブレない価値観と信用経済

          課題図書はこちら。 ※ここからは、以前書いたFacebookの投稿を編集しています。 最近、箕輪マニアとなりつつあるのですが、そんなことまったく意識してないときに買った本がこちら。この当時は箕輪さん自身の存在も知らなかったと思います。 以下、原文ママ。(見出しタイトルは入れてます) 貨幣経済の崩壊お金自体が価値をなくしている、というのがわかりづらいけど、なんとなくお金を使わなくても幸せに暮らせる時代になってきたことは感じていた。 そして会計上でいう価値、いわゆる資産的

          東京ラブストーリーに見る、ブレない価値観と信用経済

          JD日記の公開について

          今年の秋から大学院に通っています。 もともと、なにかを学んだり学んだ知識を纏めたりすることが好きだったのですが、仕事に関しても新鮮さを保てる限界が来ていたこともあり、このままだと自分自身が潰れてしまうのではないかと思うことが年々増えていました。 そんな中、とあるきっかけで今年の春エストニアという国に勉強会に出かけたのですが、その近未来的な発想にただただ驚くばかり。 ただ、これは、前にもコラムに書かせてもらったのですが、(こちらです↓) https://career.ju

          JD日記の公開について

          どいつもこいつも熱量高めw

          今日の課題図書はこちら。 #破天荒フェニックス オシャレメガネ屋オンデーズさんの社長さんの企業再生物語。 これを読むきっかけが、普段からオモロいことばかりやってる、本人も若干破天荒気味のMさんが急に手売りでこの本を売り出すという、謎な活動を始めた話をFacebookで眺めてたから。 いや、まったくさ、関係者でもなんでもないらしいんだけどね。 あいかわらずおもしろい人だなあと、毎日いきさつを見守ってたわけだけど、とにかくまあ熱量高めな訳ですよ。 で、実際のところ私も本

          どいつもこいつも熱量高めw