仕事で腐りそうになったらみてほしい
サラリーマンしていると、人事異動に振り回されることってありますよね。
人事はガチャというけど、人事もそれなりに考えて配置をしているわけだし、仕事ぶりは誰かがどこかで見ていて、良くも悪くも考えられて組まれていることも多いです。
そんな経験を昔して、救われたことがあったので、腐りそうな時にでも読んでみてくださいね。
僕は昔、心身の調子を崩し成績も落ちて部署異動となったとき、結果を残せなかったこと、希望でもない異動先で腐りそうになったことがありました。
そんな僕ですが。そこから人並みにパフォーマンスを上げて、得意なことを見つけ、(自分で言うのはおこがましいですが)相談を受けたり、ちゃんと収益を稼ぐまでに戻していった時の話です。
前にツイートしたのはこちら。
https://twitter.com/tkno730/status/1411514280042586118?s=20
憧れだけじゃうまくいかない仕事選び
私が当初所属していた部署は、自ら志望し手をあげて行った部署でした。いわゆる花形的な部署で、そこで活躍すれば給料も立場も上がっていくだろうというそんな部署。
しかも、個人の裁量も大きくて、当時そこで働く人は「自分の好きなように働いて、頼るにされる」というようなことを言っていました。
自分が何ができるかとか、どんな貢献ができるかとか、そんなことは傍に置いて、なんとなくかっこいいな、武器が欲しいなくらいの気持ちで自ら手を挙げ異動に成功します。(これが後の失敗につながります)
希望した部署に行ったものの、自分には向いていない業務でした。
抽象的になりますが、僕が得意なのは具体的な悩みに対して、具体的な商品や解決策を当てはめていくことや、その実現に向けて課題や論点を整理して解決していくことでした。
また、一人で進めることよりも、力になってくれそうな人の協力を取り付けたり、反対する人を説得するといった人を巻き込むことの方が向いていたようです。
一方、自ら希望して行った部署はなんでも相談受けて、なんでも提案できるため、アイディア勝負な部分があったり、「なんかできないですか?」に個人の力で勝負していく部署でした。
自分の得意とは真逆のことだから、そりゃあうまくいきません。そして、一度自信を失ったり、ミスをしてしまうと悪循環が始まっていきます。そうなると当然「仕事ができないやつ」となって、部署での信頼は落ちていきます。
こうして、自信をなくしていき、本来やりたかったことでさえも嫌になりました。そして、体調を崩していたこともあって、異動を宣告されます。この時一番辛かったのは、「やりたかったことなのにうまく出来ないこと」
これが後々まで効いてくるんですよ。絶頂からの落ち込み以上に、やりたいことがうまくいかないって、経験もなかったし、努力も成果につながらないし、当時は本当にキツかったです。
全く希望したことのない異動先で真っ先にしたこと
異動先は希望ではなく、仕事内容もこれまでは営業だったり、営業支援部隊だったりだったものの、次はミドル(営業ではなく後方で営業サポートや事務をする仕事です)で、自分にとっては不本意でした。
しかし、「君、今は病み上がりでだめかもしれないけど、普段はいい活躍するって聞いてるよ。だから今のうちにうちの部にもらった。早く調子取り戻して。」という上司からの言葉になんとか励まされました。(なんでこの判断をしてもらえたのかは、最後にまとめましたので読んでもらえたら嬉しいです!)
期待されるとなんとか応えようという気持ちがあったので、前向きに取り組むことができました。
こういう時って、「目の前のことに集中する」というのがとても大事です。
あれこれ考えて選択した結果うまくいかず、自信もないわけ状況。
そうなると、「なんでこんな選択をしたんだ」、「このままでいいのか?」と自問自答のスパイラルに陥ってしまいますが、まずは目の前のことに集中してペースを掴むことが復活の近道です。
落ち込んだ時にやりがちなできたことの過小評価
少しずつ、ペースを取り戻してきた僕ですが、「やりたいことができなかったこと」の悔しさはなかなか忘れられずにいました。
そんな時に陥りがちな思考が、できていることを過小評価してしまうということです。
失敗続きで、半ばクビという状況から復活してきたのだし、周りと同じくらいには信頼して仕事を任せてもらえるようになっただけでも十分復活です。
なのに、失敗の悔しさから「こんなんじゃダメだ」を繰り返していました。
この思考のよくないところは、自分の得意を見逃してしまうことです。できていることの中には必ず自分の得意、向いていることが隠れています。
それを憧れ・好き・やりたいの失敗に惑わされると、気付かないままになってしまってもったいないです。
最近の世の中は、好きなことをしよう、やりたいことを見つけように溢れていますが、普段自分ができていることの中にとても価値があることが必ずあるので見逃さないようにしたいところです。
特に、自分では大したことない・やりたいことではないと思っていても、人に褒められたり感謝されたことは忘れないようにしましょう。
こうしてペースを掴み、得なことも見つかってきた僕は仕事が順調に軌道に乗ってきました。過小評価をやめることで、自分の向き不向きや貢献できることが何かも言語化できるので、悩んだことがある人はフラットに自分のことを見つめてみましょう。
なんであの時不調な僕は拾ってもらえたのか?
さて、最後になんであの時拾ってもらえたのか、伏線回収のように後々見えてきたことを話します。
よくよく聞いていくと、人事に言われた「普段のいい活躍」について、その当時の部長は過去に私と仕事をした人に聞いて回って確かめたそうです。
そこで、過去に仕事をした人たちが口を揃えて「あいつは大丈夫です。」と言ったから、受け入れを快諾したそうです。 信頼残高ってものを実感した出来事でした。
サラリーマンは配属も上司もガチャがあるけど、腐らないほうがいいのは、見てる人は見てるからです。
だから腐らず仕事をしていれば必ずチャンスは巡ってくるし、人との間でつくった信頼はあとから効いてきます。 特に自分がダメになったときや調子を落としたとき、救われることがあるわけです。
また、ガチャに加えて、頑張ったら病んでしまったり、サラリーマンしてると不遇な時期や経験はたくさんありますが、不遇な時に得たスキル・経験・工夫は後から活きるから腐らないことが大切です。
不遇な環境で活躍すると目立つというメリットだってあります。
腐りそうになったり、落ち込んだ時、(ムリはする必要ないですが)目の前のことにまずは集中してみて、ペースを取り戻しつつ、自分をフラットに見つめ直すことを意識してみてください。
一人でフラットに見つめ直すことが難しい人は、人に聞いてみるのもオススメです。
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