体幹トレーニング(仮)
バスに乗っているとき、私が座っている椅子の隣でつり革にも手すりにもつかまらずに立っている人がいた。
しかも進行方向に背を向けて。
そのバスに乗っている人全員が思う、絶対にこける。
バスは右左折を繰り返し停車と発車を繰り返す、当たり前だ。
その度に全身に力を入れてバランスをとっているのがわかる。
まるでどこかの漫才を目の前にしているようだった。
そこまで揺さぶられるなら手すりを使ってくれ、と手元のスマホを操作しながら脳内は隣の動き続ける人に思考を向ける。
距離が近い私が思うの