0.5度差の情熱
このようなご時世になってから、わりと頻繁に体温を計っている。計らない日もあるけど、基本的には毎日計る。いつもだいたい36.5度付近。
僕はずっと体温低く生きてきた。これまでそんなに体温を計ることはなかったけど、計ったときはいつも36.0度くらい。35度台であることも多かった。それが今は36.5度台、人並みの体温になった。
今年春に、少し病気になった。細菌性の肺炎になり、8日間入院した。体温を計り始めたのは退院後から。病気から回復すると、僕の体温は0.5度ほど上がって平均36.5度になっていた。よくわからないけど、病気をきっかけとして何か体の構造が変わったのだろう。
ところで。今僕が使っている体温計は脇に挟んで計るタイプで、20秒で"予測体温”というものを計ることができる。予測体温というのは、本来であれば10分かかる体温測定を、温度の上がり具合からメカが予測できるというもの。説明書には「実際の体温を計りたい場合は、20秒後音が鳴っても10分間測定を続けてください」とある。
実際の体温を計りたい場合は10分間測定?
そうなのだ、僕はこれまで古いタイプの体温計で計っていたけど、5分で済ませていた。本当は10分間、脇に棒をはさんでじっとしていなければいけなかった。僕はこれまで低体温だったわけではなく、そう思い込んでいただけだった。たぶん。体温が高いほうが色々な病気にかかりにくいというのでよかった。これからは、これまでより熱く生きていこう。0.5度分くらい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?