最期のことば/だくりや(オリジナル曲)

おばあさんは言った 雪が降りようね
お父さんは言った 新緑が綺麗やね

人は還るとき 地球に呼ばれるのだろうか
そんな最期の言葉も 呑みこんで

おばあさんは言った 髪が綺麗なね
お父さんは言った 君を愛してる

しわだらけの手が 伝えた信頼と
レンズのない目に 込められた期待など

意味合いとしては 難しいところだけど
人は思いの入れ物 借りてるだけ

深い森をくぐって 街並みに出たけれど
また少し先には 森が見えるよな

人は還るとき 地球に呼ばれるのだろうか
そんな最期の言葉も 呑みこんで

おばあさんは言った 髪が綺麗なね
お父さんは言った 君を愛してる

人並みの僕になれただろうか

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