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Parisへの移住のために

14年ぶり2回目のパリ移住に際して必要だった手続きや新しく学んだことを備忘録的につらつらと。

ビザ手続き

ビザの手続きを開始したのは赴任半年前の7月頃から。
会社のInternational Mobility Charterに沿ってVISA取得手続きには外部会社からサポートをもらえるので書類の準備やフランス語への公的な翻訳作業にはそれほど手間取らなかった。

2回目ということもあり、婚姻証明書などの日本だとピンとこない書類も戸籍謄本を取って翻訳すれば良いので困ることなく準備完了。

サポート会社が全ての書類をまとめてくれて、それを持って在日フランス大使館へ。
この大使館対応がちょっとチャレンジングで、コピーで十分なはずなのにいくつかの書類は原本が必要と言われたり、資料が足りないと言われたりしたが、フランス側から訪問後に連絡を入れてもらうとあっさりVISA付パスポートが郵送されてきた。

ホッとしたのも束の間、発行されたVISAの種類が本来発行されるべき"Talent Salarié en mission"ではなく、"Salarié détaché ICT"で発行されてしまっており、大使館に伝えたところ、「修正するのでPassportをもう一度送付してください。今回の申請手数料は免除します。」とのこと。そりゃそうでしょう。

その後は正しいVISAも無事送付され、VISA取得完了。
少し手戻りもあったけど、まあ総じてスムーズにVIAS取得できた。

運転免許の期日前更新&国際免許証の取得

ともすれば忘れがちなのが、赴任期間中に運転免許証が更新を迎えるかどうかの確認。
今回もふと気付いて見てみると、来年の誕生日までの期限だったので、急いで運転免許試験場へ。
幸いゴールドカード更新なので30分の講習のみで免許更新、その後国際免許証も20分ほどで取得できて、無事完了。

車のローン完済、その後母親への引き渡し

日本で乗っていた車をどうしようか迷った結果、四国に住む母親へ貸し出すことにした。これが結果的に思ったよりも手間がかかった。
まずはディーラーにてローンの完済の申し出を行い、併せて所有者変更のための陸運局での手続きについて説明を受けた(ディーラーにて行ってもらうことも出来るが、一週間ほど車を預けないといけないので、今回は自分で陸運局に行って手続きすることにした)。
書類自体は印鑑証明の取得くらいだったが、陸運局での手続きが書類もわかりにくく、何よりディーラーに勧められた陸運局では自分の車のナンバーの管轄外だったため、結局管轄の陸運局に再度訪問することとなってしまった。
その後無事手続きも完了し、東京見物がてら来た母親に車を渡すことが出来た。

出国

出国はクリスマスイブの夜。何故ならそこが一番チケットが割安だったから。
今回は妻と娘が来年フランスに移住するため、日本に一人残ることとなった大学生の長男を連れて10日間の親子二人旅をすることとなった。
ちなみに今回まずは自分一人で移住するのだが、以前のマレーシア赴任でもそうしたように、手持ちの荷物だけで移住して、家具付きアパートメントを契約して必要最低限の荷物で生活を組み立てることとした。

今回自分の飛行機は会社の赴任契約であるためビジネスクラスだったが、息子のチケットはプライベートで買ったエコノミークラス。
大学生の息子がビジネスクラスに乗ることはそうそうないだろうと言うことで、かなり遅めの大学合格祝いも兼ねてビジネスクラスを譲ってあげることに。

ロシアとウクライナ戦争で以前と比べると飛行時間が3時間ほど増えて15時間のフライトとなっていることに加えて、今回は悪天候のため更なる航路変更とのことでフライトが1時間半遅れ、結果的に16時間半の長時間フライトとなった。機内ではNetflixでダウンロードしておいた『極悪女王』を一気見した後、その後到着までしっかり寝られたので、ほぼ疲れなしで乗り切れた。

僕自身は3ヶ月ぶりのパリ、でも息子にとっては14年ぶりに幼稚園時代を過ごしたパリへの再訪となった。

パリでの息子との二人旅、次回へ続く。

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