パリ親子二人旅〜3日目
3日目と4日目は待望の美術館巡り。
まずはオルセー美術館から。
時間指定無しの優先チケットをオンラインで購入しており、開館が9時30分だったので、早めに出て昨日朝食ミーティングを行ったコンコルド広場近くのカフェに再訪。
クロワッサンとカフェオレで体が温まった後外に出てみると、冬のパリとは思えない快晴の青空が広がっていた。これは気持ちいい!
そのまま散歩がてら歩いてオルセー美術館へ。
15分ほどで到着するも、長蛇の列。優先チケットを買っているからと思いきや(まあ想像通りだったのだが)、その長蛇の列が優先チケットの列だとのこと。結局30分ほど並んで無事館内へ。
もう何度も来ている館内だが、広々としているし、元駅だけあって建物も機能的。やっぱりパリの美術館の中ではオルセーが一番好きだな。
さて、久々にゆっくり見て回るか、、、と思ったのも束の間、日本と香港のプロジェクトでトラブルが発生し、結局オルセーの休憩所からフランスチームとやり取りすることに。
それでも何とか30分ほどで対応できるメンバーが手配でき、その後は息子とともに美術鑑賞が出来た。
僕自身はあまり美術には明るくないのだが、オルセーで一目見たときから一番惹かれているのはゴッホのこの教会の絵。
教会自身もダイナミックに崩された構図で面白のだが、空の深い碧色がなんとも魅力的。
他の印象派ではルノワールも優しいタッチで光を使った如何にも印象派といった作風。オルセーでは代表作のムーラン・ド・ラ・ギャレットが鑑賞できる。
逆に宗教画は、そもそも描かれているストーリーを知らないと真価が分からなかったりするので、どうしても飛ばしがちになってしまう。
でも今回はオンライン購入したチケットにリンクのあった美術館解説アプリのおかげで、いくつかの絵はその場で背景を調べることが出来た。
つくづく、テクノロジーの進化は生活を豊かにしてくれると実感。
今回はデジタルに関わる仕事でパリに来ているので、僕も世のため人のためになるプラットフォームの開発に尽力しなければ。
オルセー美術館を満喫した後は、そのまま歩いてシャンドマルス公園へ。
途中Google Mapで見つけたカフェで昼食をとったのだが、ここのFois de Veauは厚みを持たせて外はカリカリ、中は半生状態で焼き上げており、非常に美味しかった。
シャンドマルス公園からは、エッフェル塔が下から望める。
これだけ天気が良いと、青い冬のパリの空にくすんだ色のエッフェル塔がよく映えて実に綺麗。
エッフェル塔をぐるっと回った後は今度はPont de Bir-Hakeimを渡ってPassyに抜け、そこからTrocadero広場にまわってエッフェル塔全体を見ることに。
これまた天気が良いと素晴らしい景色だった。
その後はそのまま散歩を続け、Les Hallesまで歩いて、更にその先のシテ島まで行くことに。目指すは5年ぶりに世紀の大火災から復興したばかりのノートルダム寺院。
ノートルダムも圧巻の風貌なのだが、その目の前のパリ警視庁もトリコロールにライトアップされてもの凄い存在感。
あまり比較に出したくないが、都庁のプロジェクションマッピングとは比べるべくもなく、、、まあでも日本でこんな雰囲気は出せないから嘆いても仕方ないか。
ノートルダムはあまりの人だかりで中に入れるのかどうかすら分からなかったが、とにかくあの悲しい火災からフランスを挙げての補修工事が実ってまたオープンできて良かった。
その後は川沿いを歩いてルーブル美術館に渡って、その先のオペラ座まで戻ることに。
Galeries-Lafayetteの食料品館でバゲットと生ハムとワインを買い足して、歩いて帰宅。連日26,000歩を超えてよく歩いた。
明日はルーブル美術館へ訪問。つづく。