【3行日記】それでも菜の花畑は映える
稲垣栄洋著「面白くて眠れなくなる植物学」を読んでいる。「花は誰の為に咲く」という章に、人は花を愛するが花は人でなく虫を惹きつける為に咲いている、といった記述があって、成程これは叶わぬ恋であるなと思う。菜の花畑があんなに密集して黄色いのも、アブに効率的に花粉を運んでもらう為であって、人に映え写真を撮らせる為ではない。
そもそも自然の中に、人の為に何か特別な振る舞いをするものなんて存在するのだろうか。もしかして、誰も人を愛していないのでは?
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