焼き立てのバゲットの先をかじるタイミング

近所にバゲットを買いに行く生活が始まってから３ヶ月ほどが過ぎた。

いまだに買ったばかりの焼き立てのバゲットの先をひとつまみ食べることが出来ない。もちろんそんな事はやろうと思えばできるのだけれど、そのタイミングがいまいちつかめていない。どんなタイミングでそれを食べるのが適切なのかと、最近は街の人々を観察するようにしていた。

観察しているうちに大体のことが分かってきた。分かったというより、もうこれはこれで間違いないと確信している。もうこれ以外の方法はなさそうです。

バゲットを買った後にそれの先をひとつまみするタイミング。

１. 店を出る間際の扉を開けるぎりぎり前にひとつまみする(ドアから出る時には口にバゲットの先がある)

２. 店を出た直後のその扉が閉まるかどうかの所でひとつまみする(ドアを開けて半歩進んだタイミングでバゲットの先をちぎる)

そしてその瞬間にほわっと個人的な幸せの時間がそこに生まれ、バゲットを小脇に抱えてさっそうと街を歩くことができそうです。