パリのキッチン工事、くりぬかれる天板
午前中から昨日の続きのキッチンの工事があるので、身支度をし、ミルクティーを飲んでぼんやりとして待った。
だんだん日の出も遅くなって、8時ごろから少しずつ明るくなっていく。気温が変わっていくのも東京のときとは違って、12時頃まではまだとても寒く、そこから気温が上がっていく。それから19時ぐらいまではすごしやすいので、できる限りは午前中には出かけないのがよい。
「9時半ぐらいに工事に。」と言われていたので、9時50分くらいだろうと思っていたら、その通りの時間に大家さんの助っ人がやってきて、挨拶をし、工事をはじめた。
とてもとても重いキッチンの天板を運ぶのを手伝い、隣の部屋でそれが切られていく。シンクが入る部分とIHコンロが入る部分をくり抜いている。キッチンのサイズが定型ではないため、こうやってサイズに合わせることも多いみたいだ。しばらくそれを見て、もう手伝うこともないので外出をすることにした。
外を歩くと風が冷たく、身体がすぐに冷たくなっていくのを感じた。11時はまだまだ寒いのだった。ダウンコートを着ればよかったものの、もう戻るのも面倒だったので、散歩の予定をすぐに変更をし、メトロに乗って(東京に住んでいたときも、寒いとすぐに千代田線にのっていた)目的地に向かった。
ひととおり用事を終え(その間にビールを2杯飲んだ)、帰宅をすると、もう工事は終わったようで誰もいなかった。廊下の灯りをつけ、さっそくキッチンを覗いた。そこにはすっかりとそこに収まった木の天板があった。あんまりにも収まりがよかったので、嬉しさとともにすぐにワインを開け、それを祝った。
♤寒いので外ではコートのフードを被ってあたたまります