ヴァンヴの蚤の市へ
土曜日にキッチンの工事があるということなので、その間は外出でもしようということに。しかし土曜日にうっかり観光地あたりにでも行くと、すごい人(これが本当にすごい人で、表参道や竹下通りぐらい混雑していたりもする)なので、早めに蚤の市にでも行ってみることにした。
ヴァンヴで開かれている蚤の市(おそらくクリニャンクールと同じぐらい有名な)には一ヶ月前に行ったのだけれど、お昼あたりだったもので、もうほとんどが店じまいをしていた。なので今回は改めて、朝にきちんと起きてからそこに行くことにした。
さっそく少し早く起きて身支度をして家を出た。
その日の朝は気温が1度だった。外を歩くと、吐く行きは白く耳は冷たく痛くなってくる。ヴァンヴの駅につき蚤の市を徘徊する。運が良く、11月とは思えないほどの晴天だったけれども、石畳は冷たく、靴底からその冷たさが伝わってくる。こういう時には靴底が少し厚めのソールのものを履いてくるべきだったけれど、歩きやすさを重視して軽めのスニーカーを履いてしまっていた。
まあでもそれはもう仕方ないので端からくまなく、並べられたお皿や置物をみて回った。見ていると、見覚えがある白いオーブン用の小さな深皿が2つあった。一ヶ月前にもそこにそのままあったお皿だ。
その時も気にはなっていたのだけれど、まだパリに越したばかりだし、まだ慌てて買わずにいろいろと見ていこうと買わずにいたお皿だった。その後家でオーブン料理をすることも増えて、この料理にはそういったお皿が欲しいなと思っていたころだった。これはと、一ヶ月の時間をかけてそのお皿は家に辿り着きました。さっそく料理をするのが楽しみです。
♤冬の蚤の市は体の芯まで冷え切った