
大家さんに招かれ、ディナーを
大家さんがキッチンの工事を行い、今回は流し台と食洗機が使えるようになった。これで一通りの形ができて、あとは食器棚を壁につけて、仕上げのタイル貼りと木の天板のオイル処理にて終わりそうだ。パリに引っ越しをして1ヶ月、最初は小さな台の上のコンロでなんとか料理をしていたのがもう昔のこと。
もうすっかりと夜になり食事の時間。そこで大家さんから提案があり、これから食事でもどうかと誘っていただいた。大家さん宅には猫がいるのも知っているので、ぜひと、とても楽しみである。
その前に買い出しをと、バゲットと食材を手に入れて家に向かう。5分ほどの距離にある(その間に2件もパン屋がある)大家さんのアパルトマンについて、玄関を開け、皆でさっそく猫のトムを探した。奥で寝てるのかもと、そこにいくと、そこで寝ているトムくんがいた。そして我々に気付いてこちらをしばらく見ていた。
それぞれの部屋を案内してもらい(フランスではまず最初にそうすると聞いたことがある)、しばらくトムくんと遊び、アペロがはじまった。暖炉の横のソファに座り、ワインに数種類のハム、前菜やスナックを食べながらしばらくお話をした。
それから、テーブルに移動をして食事のはじまりだ。前菜にサーモンのタルタルと野菜、オーブンで焼かれたムール貝にバジルペーストを、最後にその形のまま焼かれたエビを。
そのエビの殻をフォークとナイフで取る方法を教わった、頭を切り、尻尾を切り、身と殻の間にナイフを入れてくるっとくり抜く。これが最初の方は難しかったけれど、しばらく練習をすると少しコツがわかってきた。聞くと、10代のうちから、そういった食べ方を習得していくそうだ。
またソファに戻り、デザートにチョコとキャラメルのケーキを。ここではフランスらしく、食後酒として甘いお酒をいただいた。これがまたよく合う。
またしばらくトムくんと遊んだ。おかげでこの晩、トムくんはぐっすりと眠ったそうだ。
♤エビを焼いて練習をするのが楽しみです