藝大オペラ定期公演「フィガロの結婚」@藝大奏楽堂

モーツアルトの著名な作品
普段のオペラ公演では高額で難しい(実質)最前列に座ってみた
ここでよかったのは、オーケストラピットがしっかり見られたこと。指揮者の様子がとても興味深かった。
初心者の私は、指揮者はオーケストラの責任者かと思っていた(恥)、実際には歌手も統率する存在だった。その様子が間近で見られたことは収穫
やはり、オペラは音楽劇ですな

イタリア語もわからないので、字幕を見るわけだけど、この作品というかオペラでは、重唱されるので、それぞれ別の詞を歌っているんじゃないかと邪推^^;。今回は6人で歌っているし、確認のために原作翻訳を購入してしまった

演出としては、オーソドックスなものなのだろうが、舞台が大きな丸窓のような構造になっていることはちょっと面白い
深読みだけど、「切り取った場所」とか「丸=地球=世界」とかのインプリケーションがあると面白い。「場」を造るというより、さらに立体的な「球」をつくるということで捉えよう

オペラは、日本の歌舞伎や文楽、ましてや能が「想像させることに重点を置くこと」に比べると、それぞれの思いを語る、説明するという印象が強い

フィガロの結婚が名作だというのは、それぞれの役柄に十分な見せ場があるのも理由なのだろう。私にとっては、これからフィガロを鑑賞する際の基準作として考えようと思う

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