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先斗町の春のをどりである鴨川をどりを見てきた。
これで、上七軒の北野をどり、宮川町の京おどり、祇園甲部の都をどりと合わせて、春に花街で行われる公演はコンプリート。
昨秋には、祇園東の祇園をどりも見ているので、初めて一通り、見たことになる。
同じをどり・おどりと言っても、その内容はずいぶんと異なる。
鴨川をどりでは源氏物語をテーマに、前半は芝居と踊り、後半は純舞踊。
このあたりは、昔の吉原で芸者が行った「にわか」に通じるものもあるのじゃないか。
北野をどりは、民話風な内容で、鴨川をどりよりさらに芝居に近づいている
京おどりは、歌舞練場が工事中のために京都芸術大学の春秋座での公演だった影響もあるのか、弥次喜多道中を現在や未来の時点で現すというなかなか斬新な内容。
都をどりはいくつかの景で構成された、基本的には純舞踊だった。
単に花街と言っても、それぞれの独自性や差別的優位性には敏感なのかもしれない。
まだまだ素人なので、もう少し勉強していきたいと思っている。
やはり、日本の伝統をなんとか残そうとしている取り組みでもあり、舞踊の「当て振り」みたいな、そこに見立てなどの工夫を加えている日本舞踊の独自性にも注目していきたい
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