VRからスマートシティを考えた
13日の東京オープンデータデイは、モデレーターみたいな仕事。
VRがテーマだったんですが、VRを用いることで、どのような新しい結合(=イノベーション)をつくるのか、ということなんだろうとは思います
また、既存の組織やしくみ、施策、プロセスを維持したまま、デジタル化するのではない、設定された目的のために、VRを含めたデジタルの力によって既存の組織やしくみ、施策、プロセスをどう変革するのか(=DX)という発想が、ここでも求められるんだろうとは思います。
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まぁ、そのためにも、想像力を駆使してありうべき未来を提起することで、VRも重要な要素としたDXが可能になるのでしょう。このあたりは、ウーブン・シティ(やヴァーチャル渋谷)が興味深いです。
ウーブン・シティのようなまちが次々生まれるなんてことは、まちをゼロから作るわけではないので困難なのでしょうが、そうした未来を可視化したうえでステップを踏んでいくというのは、それなりに面白いと思います。これってバックキャストとかいうやつでしょうか。
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別にウーブン・シティだけが想像力を駆使して提起できる唯一の未来でもないでしょうから、いろいろなところでの未来の可視化ができるとワクワクします。
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一方で、スマートシティとかは、まちをゼロから作るわけではなく、さきの「既存」が良くも悪くも前提としてあるわけなので、その既存を、広義のデジタルによって、どう破り、どう生かすことで、「そのまちに関わる人々が、自らの可能性をできる限り拡大し、十分に生かすことができ、自分を意味ある存在として把握できるような」まちになるか、そのあたりが大事なのかなと思っています。
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例によって、往々にして「スマートシティをつくる」ことが目的となる、さらには「スマートシティの補助金を得て、既存を強化する」ことが目的になるなんてことがないようにと思っています。