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虎ノ門ヒルズステーションタワーにあるTokyo nodeで開かれている展覧会「Tiffany wonder」へ。

宝飾品やティファニーダイヤモンドの美しさも目を瞠るが、興味深いものはショーウィンドウデザイン。

さまざまな「世界」を小さな空間に作りだす。その世界を照らす、彩るTiffanyの宝飾の数々。
贅沢である。

小さな世界ということで思いだすものに、ジョゼフ・コーネルのアッサンブラージュがある。
あたかもショーウィンドウのような「箱」にさまざまな世界の断片が置かれ、貼られている。

Tiffanyのショーウィンドウでは「与えられている」回答が、コーネルの箱では与えられない。
想像力がコーネルの箱にそれぞれの回答を作りだしていく。

Tiffanyのショーウィンドウデザイナーも、単にテーマに沿って、置いていくだけではないだろう。
しかし、そこには焦点としてのTiffanyの宝飾品がある。

コーネルでは、見るものが焦点を見つけなければならない。おそらく、生きることはTiffanyのショーウィンドウよりコーネルの箱に近い。

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