「花月」は大事なところを眠ってしまった

「籠太鼓」
・人の心の花ならば、風の狂ずる故もあるべし と言われると、生きることを肯定されている気持ちがする
・六つの鼓、五つの鼓、四つの鼓、九つの この時間の流れの速さ
・出現しない関清次への強い共感
・いろいろな心中共応が続けざまに起きる
・時間という底流が何らかの意味を持つのだろうか
・狂いの多層性、実は詐狂を含めて。詐狂も詐りなのか狂いなのか

「熊坂 替之型」
・ワキ「憂しとは言いて捨つる身の 行方いつとか定むらん」冒頭での決定的な設定
・ワキの視線、シテの視線 僧二人の対峙は迫力ある ずらし、向かい、ずらし
・シテの僧は亡霊 「娑婆の執心、これご覧ぜよあさましさ」
・語らせるワキ:これって行政
・ワキ「加賀の国には熊坂の」 ワキは不知ではなくガイドを与える
・牛若丸 登場しない 「籠太鼓」の関清次と同じ 空虚なる中心
・熊坂が戦闘に戻る理由「討たれたるものどもの、いで供養に報ぜんとて」
・熊坂の修羅舞をワキが見続けている
・アイ(地域に住むもの)に話させるものとしてのワキ
・じっと見ているワキ 果たして成仏させようとしたのか
・敗者としての熊坂

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