しりとり脳
ワード系のボードゲームに強いとよく言われる。
ここ数年、ボードゲームを買っては仲間内で遊んでいるのであるが、そんな中で「ワードバスケット」は初めて遊んだ際にあまりに面白すぎて4時間位ぶっ通しで遊んだ記憶がある。
で、ここ数日「限界しりとりMobile」というアプリで遊んでいる。1VS1で他プレイヤーと戦うしりとりのゲームなのだが、回答に制約があり、プレイヤーはランダムに決められた文字数(2~8文字、ただし8文字の場合のみ8文字を超える文字数でもOK)で回答するというルールが存在する。
これが中々厄介で、該当するワードが出てこない時は全く出てこない。プレイヤーの持ち時間は2分、これを使い切ると敗北なので長考は許されないのである。
先日で言うと、『ず』で7文字という回答を要求された。
「次はなんだ?『ず』で7文字ね、あ~はいはい…ん?『ず』?」などとなり、延々考えても出てこない思考の迷路にハマってしまっている。
「ずがこうさく…は6文字か、ずぼんぷれっさー…8文字だ…」
40秒近く消費し記憶の片隅から引っ張り出してきた『ずっといっしょ』という回答を思いつく。PS1のゲームタイトルだと調べたら後でわかったが、遊んだことのないゲームタイトルがここで何故出てきたのかはよくわからない。
そして仕事中などアプリで遊べない時は脳内で予習と復習が行われる。例えばさっきの『ず』の他に長考してしまった「『ら』の8文字以上の単語」を考える。
・らすとえんぺらー
・らいときょうだい
・らるくあんしえる
・らっしゃーいたまえ
・らんぼるぎーにかうんたっく
などの単語を思いつき、「今度機会があれば使えるか入力してみよう!」という運びとなる。仕事しろ。
ちなみに、これらの思考の大半がしりとりに持っていかれている状態を「しりとり脳」と勝手に命名しており、「ワードバスケット」をメチャクチャに遊んだ時期以来にこの状態になっているのであるが、こうなるとお昼ごはんを決める際にメニューを見つつ、
「『からあげ』か、最後が濁点というのは悪くないな」とか、
「『とんかつ』ね…。これって『とんかつていしょく』で8文字以上の言葉にできるのかな?」とか、とにかく目の前のものをしりとりに絡めてしまうのである。
「ワード系のゲームのコツってありますか?」という質問に対して、「語彙力やひらめきはもちろん重要だが、潜在的に病気だから」という回答を用意しておくべきなのかもしれない…。