Zoomのホワイトボード機能についてはめちゃくちゃ機能が追加されているのにあまり知られていないところが非常にもったいないと感じているので、別途整理したうえで書きたいと思っています。ただ、整理できるのを待っているとどんどん溜まってしまうので、今週あった機能アップデートに関して、実際に触っての感触を取り急ぎ記事にします!
そもそもZoomのホワイトボード触ったこと無いよ!
という方のためにお伝えすると、ZoomのホワイトボードはPC/Macからでも、モバイルアプリからでもブラウザからでもPWAアプリからでもアクセス可能です。
ホワイトボード上で表やグラフを作成する
ツールバーの「その他のツール」からチャートを選択
それぞれ選択すると、サンプルの数字が入ったグラフがホワイトボードに挿入されます。
各グラフをダブルクリックしたり鉛筆マークをクリックすると、各値やラベルを変更できます。2軸折れ線+縦棒のグラフなど、少し込み入ったグラフを作成することは現時点ではできませんが、シンプルなデータをグラフィカルに見せたいような場合には必要十分なのではないでしょうか。
ホワイトボード上でチャートを扱える事の利点としては、チャートを他のアイテムとも紐づけてグラフィカルに表せる事にあると考えています。オブジェクトのポイント(添付矢印部)から別のオブジェクトにドラッグするだけで、簡単に矢印で関連づけができます。
CSVを表もしくは付箋としてインポートする
ツールバーからアップロードメニューを選択し、ローカルドライブ、もしくは連携しているGoogle Drive等のクラウドストレージから対象CSVファイルを選択。
アップロードされるとテーブルもしくは付箋として表示されます。
ホワイトボード上のテーブルは、先程のグラフ同様に内容を変更したり各セルの書式を変更したり、結合したり、行/列の追加、挿入等が可能です。
テーブルにAI Companionも使える
テーブルを選択するとAI Companionのメニューが出てきたので、「テーブルにAI?」と思いつつも試してみました。
ちなみに上記のテーブルは国勢調査の男女別人口-全国,都道府県(大正9年~平成27年のCSVより、1〜7行目までを抜き出したもの。これに、AI Companionのボタンをクリックすると「行を追加」「列を追加」というメニューが表示されます。
AIで生成したらどういう行が追加されるのか?と思いやってみたところ、なんと元データに非常に近い値で行が追加されました。
今度はAI Companionで行を追加してみると、「面積」という列が出たり「人口密度」という列が出たと思えば、「新しい列」という空白データの列が生成されたりということも。
ちなみに、わざわざ巨大なCSVをホワイトボード上でテーブル表示したい人はあまりいないと思いますが、試しにやってみたところ、最大表示可能セルは2,500までというエラー画面が表示されました。
その他のリリース内容(日本語参考訳)