ミーティング要約は自動で社内参加者に共有しよう
第三者機関も認める要約精度
昨年11月からAI Companionがミーティングの日本語要約に対応してから、約1年近くが経ちました。
その間、日本の厳しいお客様からのフィードバックを本社に上げ続け、精度も全く問題ないどころか、ユーザさんからも驚かれるレベルになってきています。
弊社内の調査でも、ZoomはAIをフェデレーション(ZoomのLLMだけでなくOpenAIやAnthropicなどの複数のLLMを併用)する事により、OpenAI単独での要約よりエラー率が10%以上削減できたという検証があります。
また、10月のZoomtopia 2024のキーノートスピーチでは、Teams Copilotと比較して、文字起こしのエラーが36%低く、要約の精度が15%高かったという第三者機関の調査結果を報告しています。
自社でのご活用状況を把握できていますか?
そんな精度の高いZoom AI Companionによるミーティング要約なのですが、特別な時に有効にされるようなケースが多いのか、自社で主催されるミーティングの数に対して要約の数が少ないお客様に遭遇します。例えば月間1万件のミーティングに対して、要約数が100件しか無いなど。
その事実をお伝えし、「なんで?もったいない!」という反応をいただいてしまう事が最近立て続けに発生してしまっているため、少しでもこういった残念な思いをしてしまうユーザ様、管理者様を減らす為に、今回は活用状況の確認方法と、全社で要約を自動でオンにし、社内の参加者に自動共有する設定をご案内します。
確認の仕方
ダッシュボードにアクセスできる管理者であれば、ダッシュボード上からAI Companionの利用状況が一覧できます。スナップショットだけでなく、推移や各AI機能のトップ10ユーザを確認したりもできますので、利用率の高いユーザがどう活用しているかをベストプラクティスとして社内に展開することもできます。
Zoomでの会話の要約が自動で共有されるようにしよう
設定内容
アカウント設定のAI Companionタブで下記のように設定してみてください。
この設定のポイント
自社で主催するミーティングはすべて自動で要約がオンになるようアカウントレベルでロック🔐
1:1の会話も要約してくれるのでメモいらず。検索可能に。
なんなら、1人でミーティングを立ち上げて、考えている事を1人で呟いているだけでも、内容を要約してくれる
要約は、アカウント外(社外)のゲスト参加者には自動で共有されない
要約したくないような会話の場合にも、ホストが3クリックで停止可能
このような設定によって、これまで要約ができることに気づいていなかったユーザや、重要なミーティングで「要約をオンにし忘れていた」という悲劇を防げます。
全社で要約をデフォルトでオンにしておく事で、例えば全社で月に10,000件のミーティングがあり、要約作成に20-30分使っていた場合、月間で20万分〜30万分の作業時間を削減できることになります。
他社のサービスとは異なり、Zoomのライセンスユーザであれば、追加費用無しに利用できるので、使わないと非常にもったいないです。
社内向けのアナウンス例
急に要約が届くようになると驚くユーザもいるかもしれませんので、事前の社内アナウンス例も置いておきます。
10月末に有効になったAI Companion 2.0についても書きたいのですが、そちらは別記事にて整理したいと思います。
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