【音楽】良い悪いって誰が決めるのさ。自分が決めるのさ。
あくまでも、自分にとって良いと思えるものを作りたくて。となると作っているものが他人に評価されるかどうかは全く未知なのです。
自分のためにやる音楽と、他人のためにやる音楽というのは全く違っていて、他人にウケるものを作れる人は本当にすごいと思う。オーイシマサヨシとかほんと天才だと思う。
ガレージバンドにも少しずつ慣れてきて、自分が出したい音を出せるようになってきた。けれど、それが良い感じなのかはわからない。自分から出てきた音は、私としてはすべてが愛すべき我が子なのだけれど、その子は他人様から見てもカワイイのかしら。と不安になったりする。
世の中には名曲と呼ばれる音楽がたくさんある。たくさんあるけれども、その一方で膨大な音楽が「駄作」と言われたり、そもそも日の目を見ることなく終わってしまっている。
駄作だろうが名作だろうが全ての音楽には作者の思いが込められているのに、その思いは誰にも伝わらずに、宙を漂っている。
スーパースターは羨ましいよ。そこに立っているのは運や偶然もあるかもしれない。
けれど、きっとみんな並大抵じゃない努力をしてきたんだと思う。「どうしてそんな曲が作れるの?」に対する答えは、空から降ってきたなんてものじゃなく、必死に向き合い努力したからに他ならないハズ。
キャッチーなメロディーや心揺さぶる歌詞なんてのは、音楽の一要素でしかない。
それを音にして、リズムとハーモニーを加えてひとつの作品にするのは、きっとセンスだけじゃ足りないと思う。じゃぁ何が必要なのかといえば、音楽理論とか楽器の演奏技術とかで、その辺ってセンスとは全く別の話。
余談ですが、音の三要素というのは、「音の大きさ」「音程 (= 音の高さ) 」「音色」です。音楽の三要素は「リズム」「メロディ」「ハーモニー」と言われています。
音楽を成立させるには、こういった要素をうまく組み合わせていくことが必要。だから一瞬湧いて出たアイデアだけじゃ出来ないのね。
あとは、どれだけこだわるか問題。
たとえばアルペジオのベロシティをどうするかといえば、私は低い音から高い音に向かってクレッシェンドして、下がるときはデクレッシェンドしたい。
他の音とのバランスもあるので、どのくらいの音量にするのか決めるのに2時間近くかかった。オートメーションのボリュームでいじるのも試してみたけど、しっくりこなくて一音一音手動で調整した。
そこまでやって費用対効果はどうなんだと問われると、わからない。きっと意識して聴かないとわからないと思う。
けれど、なんとなくだけど、気持ちいい音楽って、そういった意識して聴かないとわからない細かいこだわりの積み重ねによって作られているんだと思う。
だから、自分のこだわりを信じたいと思った。
「人に気に入ってもらえるか」を考えていたら何も進まないのだ。
100人のうち99人がダサいと思っても、1人が良いと言ってくれたらそれで良いと思った。そしてその1人が自分であっても。
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