良いコーチになるために
Be a communicator
僕のコーチという仕事における目標は、「良いコーチになる」ことです。
ごくごくたまに目標を聞かれてこう答えると「?」という表情をされますが、僕にとってはこれが全てです。
「良いコーチ」とは具体的に何ですか?と聞かれると、一言で言うのは難しくて、
・もっと自分を律することができる人になりたい
・もっと人の話を聞くことがうまくなりたい
・もっと自分の思いを伝えることがうまくなりたい
・もっと端的に話すことができるようになりたい
・もっと優しくなりたい
・もっと思いやりのある人になりたい
・もっと人をやる気にさせられる人になりたい
・もっとバスケットボールの知識をつけたい
・もっとうまく教えられる人になりたい
・もっと上手に準備ができるようになりたい
・もっとゲームを理解したい
・もっと英語がうまくなりたい
・もっと誠実な人になりたい
・もっと良い体になりたい
など、いくらでも出てく来ます。それくらい、この仕事は奥が深くて、ほってもほってもまた次の壁にぶつかります。
なかでもコミュニケーションの力はコーチの仕事の中でも大きな要素だと思っています。自分のコミュニケーションの力を評価するなら100点中5点というところでしょうか。いや、0点と言っておきましょう。自分が伝えたい話を始めると長くなりすぎるし、端的にズバッと伝えることが苦手です。また、相手の心情を読むことも苦手で、ついつい出てくる言葉に注目してしまい心情を読み間違います。コミュニケーションを上手く取ることができる人は、相手が発する言葉よりもその表情やジェスチャー、姿勢や目線などでその心情を読み取るといいます。そういう力はつけないとと思いつつ、なかなか成長できずにいます。また、傾聴することも非常に苦手です。相手が話しているとついついその話を取って話し始めてしまいます。だめな癖です。早く治さないと。
今読んでいる本にまさに今の自分に言い聞かせたい言葉が出てきたので紹介します。
"Remember that communication is not what you say, as much as what your players hear you say. "
コミュニケーションいうのは、君が何をいうかではない。プレイヤーが何をきいたかやで
ズシンと来る言葉ってたまに出会いますよね。
今の僕の心にもズシンと響いています。僕はそれなりに記憶力が良いので、この言葉はずっと覚えていると思います。
果てしない道ですが着実に一歩ずつ行こうと思います。
おわり