最初に読んでください
はじめまして、Takaと言います。
Noteでは普段学習について考えていることを記事に書いていこうと考えています。今まで学習に関しては苦労してきました。だから自分がつまづいたところで誰かの役に立つ解決策を提供できればと思い学習というトピックについて書いていこうと思っています。
少し自分の学生時代のことを書かせてください。中学高校時代は成績は比較的良い方だったので、自分では勉強ができると思っていました。しかし、ある時成績が急降下する事態に見舞われました。なまじ成功体験がある分、自分のやり方に対して間違っているといった考えを持つことはありませんでした。ある時大学の授業を受けていると、ある課題が出されました。正確には覚えていませんが数学に関する二つの問題が出されて、一つ目の問題を解き、それと同じように二つ目の問題を解けというものでした。私は一つ目の問題は簡単に解くことができたのですが、二つ目の問題は全く違う問題に見えて解くことができませんでした。しかし、他の生徒は二つ目の問題を一つ目の問題と同じように解くことができたのです。この問題のテーマになっているのは一見すると異なる問題に見えるものでも本質的には同じとみなせる問題が出題されていました。どうやったらその問題が解けていたかというと、その問題の本質的な部分に関する理解があるかどうかの問題でした。その時、今まで自分のやってきた勉強法が間違っていたということに気づき衝撃を受けました。私が今までやってきた勉強法というのは、いわゆる公式を覚えてそれを問題解決の際に利用する、つまり機械的に処理をやってきただけでした。その時からこの問題をどうやったら解決できるか色々試行錯誤したり、探したりしました。その中で認知科学という学問領域に出会いました。この問題の解決の仕方を学習の転移ということがわかり、それから学習の転移に関して深く探究していくことになりました。学習の転移とは過去に学習したことを用いて将来の新しい問題に適用することです。そうすることで深い理解や効率を持って問題が解けるようになります。
こちらでは、普段学習に関する本や、普段の考察などから得られた自分の知見を紹介していきたいと考えています。特にどのようなメカニズムで学習の転移が起こるのかということに興味を持っています。またそれはどのように引き起こすことができるのかについても考えています。普段自分が取り組んでいることが少しでも皆さんの役に立てれば嬉しく思います。