見出し画像

334日目① 盛り沢山過ぎた1日(前編)

▼前日の記事はこちら

2022.2.25

道のり

双葉郡浪江町高瀬→双葉郡双葉町
移動距離:11.3km
TOTAL:4877.6km

通行止め

コチラが泊まった丈六公園。

湿気の地面で、テント内が多少湿っぽくなってしまった。
なんで水抜きの処置をしなかったんだろう?
気になってしまうw

出発して早々に予告看板が現れましたが、気にせずに進みます。
実は、双葉駅まで行ける事は聞いていたのですが、どこから来行けるのかは聞いて無いんです。

国道は徒歩と自転車以外は通れるはずなのにバイクも通行止め。
この先は放射線量が高いみたいだ。

ゲートが現れました。

通行止めなのにここまで来た理由・・・
ゴリ押しでここを通り抜けようと思ったわけではありません。
通行止めをしてる人に聞けば、通れる道を教えてくれるのではと考えたからです。

双葉駅まで行ける道があるか聞いてみたところ、「〇〇方面へ向かえば行けますよ」などという言葉は無く、「通れません」の一点張り。
いやいや、通してくれなんて言ってねーし・・・
挙句の果てには「地元の人間じゃないので」とか言い出した。

車でなら通れるのに、歩いて行きたがる俺みたいな奴はいないんだろうね。
そもそも、「車以外は通すな」としか指示されてないんだと思う。

後から警備の責任者らしき人が来て言いました。
「双葉駅に行けるルートはないので、ひとつ前の駅で乗ってください」

「分かりました」と言ってその場を去りましたが、そんなに簡単に諦めるわけがありません!
直ぐに名取トレイルセンターへ連絡して通れるルートを教えてもらいました

地元の人だからといって全てが分かってるわけじゃないんだよな・・・

職質ですか?

「こんにちは」

イントネーションで気づいた。
警察だ。
旅に出てから職質を何度かされたが、いつも同じイントネーションの挨拶で声を掛けられる。

「ちょっとお話聞かせてもらっていいですか?」

普通に生活をしていれば、警察官に突然声を掛けられる事なんてないだろうし、そんな場面に出くわしてしまったら慌てふためいてしまうかもしれない。
もう慣れているので、何とも思わないが・・・

今回は職質では無く、俺のことを心配して声をかけてくれた模様。
ルートを把握している事が分かった途端、雑談モードにw
この先にある震災遺構等の施設を教えてくれた。

「写真一緒に撮ってもいいですか?」
「どうぞどうぞ!」
こんな警察官もいるんだね(^^)

ちなみに、警察官は道路事情をちゃんと把握していました。ルート情報は、警察に聞くのが一番確実です!

震災遺構 浪江町立請戸小学校

現在、この辺りには地元の警察だけではなく、他から来ている警察官もいるそうです。
もしかしたら、また警察官に呼び止められるかもしれないとアドバイスをもらいました。

無事到着!

震災遺構 浪江町立請戸小学校

入場料 300円
早速行ってきたいと思います。

この小学校に津波の犠牲者は一人も出なかったそうです。
先生達の迅速な判断がすべての生徒を救ったらしい。
運も良かったみたいです。

構内を進むと、当時の様子が時系列で掲示されています。
当時の様子や行動内容を知ることができました。

特に印象深かったのは、大平山へ登る近道を生徒の一人が先生に伝え、先生が生徒の言葉を信じて近道を採用したこと。
小学校の規模がそれほど大きくなく、先生は生徒の事をよく分かっていたそうです。
それでも、危機的状態に於いて、生徒の言葉を信じた先生は凄いと思いました。

もし、生徒の言うことを聞かずに通常のルートで登っていたら、後方の生徒達は津波にのまれてしまったかもしれないと先生は語ったそうです。

津波の被害としては、岩手県や宮城県に比べるとそれほどでは無いように感じてしまう。しかし、皆さんご存知の通り、福島県の被害は津波の後に起きた原発事故の被害が甚大だった。

現地の人々の苦悩の日々を思うと、胸が締め付けられる思いがした。

なみえ焼きそば
せんだん亭

双葉町に入ると、こちらにも伝承館があります。

ちなみに、右の建物が東日本大震災・原子力災害伝承館で、左の建物が双葉町産業交流センター(F-BICC)です。

とりあえず、産業交流センターで腹を満たすことに。

いくつか店舗が並ぶ中で、選んだのはこちらの「せんだん亭」です。

「さっき大きいザックを背負って歩いていた方ですか?」
入り口付近にザックをおろしてきたのですが、女性の店員さんがガラス越しに見ていてくれたようです。

店主さんも混じり、少しの間会話をさせてもらいました。
色々な情報もゲット(^^)

2013年B-1グルメ優勝の「なみえ焼きそば」
特大 1,000円
肉の量とスープをサービスしてくれました。

麺は極太でうどんのような感じ。
味も美味しくて、特大にも拘らずペロリと胃袋に入ってしまった。

ご馳走様でした♪

屋上が展望台になっていると教えてもらったので行ってみました。

福島第1原発方面
浪江町方面

伝承館は金額と時間の都合上、諦めましたとさ・・・

FUTABA Art District

双葉駅へと向かう道すがら、壁に描かれている絵を見ながら駅へ向かった。

こんな壁画が沢山ある町っていいよね(^^)

双葉駅到着!

続きは②へ

リンク

▼にほんブログ村

▲ ポチッとしていただくと、ブログ村のランキングが上がります。
応援よろしくお願いします(^^)

いいなと思ったら応援しよう!