noteで学べるシステマ講座 第50回「システマ ソロエクササイズガイドPart2」
noteで学べるシステマ講座 第50回
「システマ ソロエクササイズガイドPart2」
ステイホーム時に重宝するシステマ・エクササイズ。短い時間で効率よく運動不足を解消したい、バランス良く全体的なレベルアップさせたい、あるいは弱点克服に努めたいなどなど、それぞれの目的があることでしょう。
自分に適したメニューは自分自身で組み立てるのが最善です。それには各エクササイズの意図を理解することが大切です。サプリメントを摂る際、それぞれの役割と効果を理解して種類を選ぶようなものです。そのため、前回の「noteでわかるシステマ講座」では、システマのエクササイズを次のように分類してみました。
フィジカル系…体力維持&強化。自動車ならエンジン。「スロー&スタティック」「多回数」「循環器」が含まれる。
コントロール系…身体を自由に使えるようにする。コントロール性の向上。自動車なら制御系。「ムーブメント」「テンションコントロール」「センシティビティ」「マーシャルアーツ」が含まれる。
フィジカル系
フィジカル系とは身体能力全般を高めるものです。いわゆる「体力づくり」です。システマではリラックスを強調しますが、そのまま鵜呑みにするわけにはいけません。
徴兵制があり体育の授業でレスリングやボクシングをやり込んでいるロシア人と日本人では体力の土台が違います。リラックスをするにしても、ゆるめるべき筋肉がなかったらリラックスしようがないのです。だから運動不足気味な日本人の場合は、体力の底上げをする必要があります。そこで役立つのが、「フィジカル系」のワークです。一般的な筋トレで起きてしまうような怪我や緊張の蓄積といったリスクも少なく、かつ必要な体力を養うことができます。またフィジカルの強さがあれば、センシティブなワークもやりやすくなります。センシティブなワークでは受け取る情報量が増えますが、そこにはネガティブな情報も多分に含まれます。それに耐えるには、体力が必要なのです。
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